本学学生が「起業家ピッチチャレンジ~由利本荘市編~」本選に出場し支援を獲得しました!!

 3月13日、地域における起業・創業を創出する新規事業提案コンテスト「起業家ピッチチャレンジ」が開催され、システム科学技術学部知能メカトロニクス学科2年の長谷山 直飛 さんが本線へ出場し、自らのビジネスプランを発表しました。

 本イベントは、地域の課題解決や地方創生に資するビジネスプランを持つ起業家を発掘および支援することを目的に株式会社北都銀行が主催するイベントで、由利本荘市長のほか大手企業の役員や現役の経営者でもある審査員から、ビジネスプランに対する様々な支援やアドバイスを引き出し、事業の実現性・継続性を高めていく取り組みです。

 多数の応募の中から一次審査を通過した長谷山さんは、『オフライン環境で使用可能な音声認識 AI アシスタント』と題し、通信環境が無い場所でも使える音声認識AIを開発して、携帯電話の電波が届かない山間部の人なども使える製品を提供するプランを発表しました。

 審査は、発表したビジネスプランに対し審査員が、ヒト、モノ、カネの中から自身が支援をしたいと感じたものに札をあげるというルールで行われ、長谷山さんのビジネスプランには「ヒト×3、カネ×1」の札が上がり、見事、支援を獲得することになりました。また、審査員から実践的なアドバイスをいただけたことで、長谷山さんにとって次の一歩へ大きく踏み出す特別な機会になりました。
 

秋田県湯沢市出身 家業の手伝い!!

長谷山直飛さんのコメント

 審査員の方を始めとして、多くの現在社会で活躍されている参観者の方々の前で堂々と自分の意見を発表するということで、少し緊張しましたが、自分の考えを表出する場、普段直接お話することができない方から貴重な意見を伺うことができる場として非常に楽しむことができました。このイベントに参加した理由は、自身が起業に関心があり、起業に必要な能力成長のため成功体験を積みたいと考えたためです。
 今回のピッチでは、「オフライン環境で使用可能なAI音声アシスタント」というものを発表させていただきましたが、このアイデアの骨組みには、私の所属する知能メカトロニクス学科で学んだ知識が活かされています。自身の強みが生かせるような事業アイデアを発表すべきと考え、大学で学んでいるような工学分野のアプローチをする起業を提案することを意識しました。SFを実現化するようなアイデアをプレゼンするという点で、いつもお世話になっている本学科の齋藤敬先生の夢ナビTALKの動画をプレゼン発表にあたり参考にさせていただきました。(また、理系のプレゼンということを意識して、プレゼン資料がオシャレにならないように、できないことは言わない、なるべく定量的、参考文献を見つけるなど、口が達者にならないよう意識しました...。有言実行の人間になれるようにしたいものです。)
 このピッチアイデアの原案は、私が本学で開催された学生アクションプランコンテストに応募したものが下地になっていますが、そのコンテストには落選してしまいました。そこで、そのアイデアを経営システム工学科の嶋崎真仁教授と髙橋弘毅先生に添削、推敲していただいて、事業計画書として作り直し、本コンテストに提出しました。
 今後は、このアイデアを実現するために、自分自身の知識や技術をさらに深めるためより大学の学びを深め、経営手法や起業家精神もより深く知るように様々な活動に積極的に取り組んでいきたいと思います。特に、学生自主研究や実習実験の授業、趣味で行う、ものづくり(例えば電子工作や3d設計など)に力を入れて自身の技術を磨きていきたいと考えております。また、支援いただいたヒト、カネをより有効に活用できるようにしたいと考えます。
 このピッチを紹介してくださった先生方、起業アイデアのブラッシュアップや指導、添削などを手伝ってくださった先生方、本学(秋田県立大学)、賞金と発表の場を設けてくださった北都銀行様、由利本荘市合同会社ジェグルズ様に深く感謝を申し上げます。