『卒業設計展2024「ふるさとに - 」』が開催されました

　2月23日（金･祝）～26日（月）、由利本荘市石脇・発酵小路田屋ギャラリー雪の茅舎club を会場に、システム科学技術学部建築環境システム学科が主催する、『卒業設計展2024「ふるさとに—」』を開催しました。

　今年度は、学生自身の「ふるさと」を対象に、まちづくりの課題に対する提案を盛り込んだユニークな作品が数多く展示されました。また、４年生の卒業設計に加え、学部3年生の設計課題や学外の設計競技で入賞した作品など十人十色の作品が並びました。

　期間中には多くの市民や教職員･学生の方々に来場いただき、学生の皆さんが、日々研鑽を重ね、心を込めて作り上げた作品に、来場者は、一作品一作品、足を止めて興味深く作品を鑑賞されていました。どの作品も、4年間の研究の集大成に相応しく、学生たちの柔軟な感性で建築の観点からまちづくりの可能性を探る展覧会になりました。また、展示の設営・撤収も学生が中心となって実施し、まさに学生主体の展覧会となりました。

込山敦司准教授のコメント

　昨年度より、発酵小路田屋様のギャラリーを会場に卒業設計展を開催しています。この会場の良い点として、カフェに来たお客様に立ち寄っていただけることがあげられます。以前は別のギャラリー等で開催していたこともあったのですが、建築に興味がある方のみにご覧いただく、専門性の高い関係者どうしの交流の場となっていました。広く一般の皆様にご覧いただけることで、学生は自分のアイデアの一般市民の視点からみた評価を再認識できます。また、ご覧いただいた皆様にも、秋田県内外を舞台として、学生のアイデアをきっかけに、街のありかたや公共施設の整備などに関心を持っていただける機会となっていると思います。特にこの会場で行うようになって嬉しいのは、小さなお子様を連れたご家族や、ご高齢の方にご覧いただいている点です。楽しそうに模型を眺めているご家族をみて、卒業制作を頑張ったかいがあったと、学生ならびに指導教員一同大変感謝しております。今後も、オープンキャンパスなどで模型展示などを行いますので、どうぞお気軽にご家族でご来場下さい。　