本学教員のインタビューが産経新聞に掲載されました

 

 令和5年10月15日(日)付の産経新聞(東日本総合版)にて、本学生物資源科学部アグリビジネス学科永吉 武志 准教授[専門:水理学・河川工学・農地防災保全学]のインタビューが掲載されました。

 永吉准教授は、令和5年7月に発生した秋田県各地での記録的な豪雨災害に関し、河川防災の専門家の立場から、「集落に面して大きく広がった河道は、氾濫した住宅近くのボトルネックのように狭まる箇所の影響で水かさが増し、下流の決壊地点の前後で大きく右にカーブするため、強い流れが当たって氾濫に至ったのではないか。住宅前の堤防上段は裸地で、氾濫が長引けば浸食される危険もあった」と分析。そして「ボトルネック部の河道を広げ、下流のカーブを緩めれば洪水時の水深や流速を現状より低減できるだろう。過去の教訓が生かされていないのは残念だ」と見解を述べています。

 

現在、産経新聞デジタル版から記事が閲覧できます。
岩見川氾濫、経験生かされず 県把握16時間後 避難に影響(10月15日付け産経新聞デジタル版にリンク)

ドローンを駆使して水利施設の健全度を診断! 農業・農村と河川を守る水利施設のお医者さん!


 永吉准教授は、洪水や水不足などから農村や人々を守るため、ドローンを駆使して空と水中から水利施設の健全度を診断し、人と自然に優しく災害に強い、次世代型の農業農村工学技術の開発を目指して研究を進めています。