秋田中央高校のSSH事業が本学で開催されました

 9月1日(金)、秋田県立秋田中央高等学校の1年生を対象とした高大接続事業「秋田県立大学実験実習」が、秋田キャンパスおよび本荘キャンパスで行われました。
 
 同事業は、秋田県立秋田中央高等学校のSSH(スーパーサイエンスハイスクール)事業として、高校と大学の垣根を越えた教育により、科学的基礎力(自然事象について目的を持って観察・実験する力)、および継続的探究力(実験結果について科学的根拠に基づいて考察する力)を育成し、科学技術への興味・関心を高めることを目的に実施しております。

 今回は本学教員や学生の指導のもと、本学で行われている最先端の研究(両キャンパスで15講座)に触れて頂きました。大学という最先端の研究現場に触れることで、科学の世界に興味を持ち、大学進学や将来の研究者など人材育成につながる事を期待しております。

★SSH(スーパーサイエンスハイスクール)
 文部科学省が科学技術・理科、数学教育を重点的に行う高等学校を「スーパーサイエンスハイスクール」として指定し、理数系教育に関する教育課程の改善に資する研究開発を行う事業で、平成14年度から実施されています。

秋田キャンパスの様子

 1年生69名が来学し、4講座に分かれて受講しました。
各学科の特長を活かした講座を受講し、これまで未知だった分野に触れる機会となりました。専門性の高い内容にも真剣な姿勢で取り組み、生物資源に関する興味・関心を高めました。高校生が最先端の研究現場に触れることで、科学する喜びを知り、サイエンスに興味を抱き、将来の研究者など人材育成につながることが期待されます。
 

本荘キャンパスの様子

 1年生122名が来学し、12講座に分かれて学科の特長や研究分野に関連した講座を受講しました。
マイコンと様々なセンサーを組み合わせて温度や湿度を計測したり、BIMという設計技術を体験したり、VRの中に入ってみたりと大学ならではの演習・実験を行いました。初めて使用する機器や大学の実験室・研究室での実施にみなさん目を輝かせながら取り組みました。慣れない操作や細かい作業に苦戦する様子もありましたが、TA学生のサポートを受け、仲間と相談し最後まで意欲的に活動しました。