令和5年度スマート農業指導士育成プログラム修了式を開催しました

 スマート農業技術の普及・指導に貢献できる人材の養成を目的に、令和4年度よりスタートした秋田版スマート農業モデル創出事業「スマート農業指導士育成プログラム」2期生の全課程が修了し、3月26日(火)、アグリイノベーション教育研究センター(AIC) 研究・管理棟において、修了式を開催しました。
 
 福田裕穂学長は、「国をあげてスマート農業を推進している中で、AICでも先端技術の開発と、技術者の育成を目指している。この1年間、農業技術を学びスマート農業指導士となった皆さんを通して、県内各地へそのノウハウを展開いただけることを願っている。」と開会の挨拶をしました。

 このプログラムは、「スマート農業総論」「RT(ロボット技術)」「ICT・IoT」「農業普及」の構成で、講師陣には、大学教員のほか試験研究機関や農機メーカー等の実務家に加えて、スマート農業技術を導入している農業経営者、スマート農業技術の普及を図る農業普及関係者が揃い、幅広い知見での指導を行っています。講義は対面とオンラインのハイブリットで行い、フィールドでの農業ドローン演習のほか、座学ではオンライン講義を積極的に活用してデータの利活用技法や生産・経営課題抽出のためのコンサルティング手法などについて学びました。

 福田裕穂学長より「スマート農業指導士認定証書」を授与され、修了生らは、「地域農家のみなさんの声に耳を傾けながら、スマート農業の発展に遅れをとらぬようこれからも知識と経験を身につけ地域農業に普及させていきたい。」、「学んでみてスマート農業=デジタル農業ではなく、経営・栽培管理の適正化であることを学んだ。」、「早速、地域で水位センサー実演会や若手農業者の視察研修を予定している。これからも普及活動に取り組んでいきたい。」、「生産者や形態にあった提案をしていきたい。」と抱負を語りました。
 


  令和5年度(2期生)27名、「スマート農業指導士」によるスマート農業技術の地域への普及、生産現場での活躍を期待しております。