規格外イチゴを有効活用した「潟 Rich 完熟いちごのスコップケーキ」が完成!!

 この度、アグリイノベーション教育研究センター(AIC)と社会福祉法人南秋福祉会・大潟つくし苑(大潟村)が共同で考案した新商品『潟 Rich 完熟いちごのスコップケーキ』が完成し、5月13日(土)から産直センター潟の店で週末限定で販売がスタートします。

 本商品は、AICで栽培・生産された「はるみイチゴ(※)」等を使用し、大潟つくし苑が現在販売している「スコップケーキ」シリーズとして共同考案しました。

 AICでは、教育・研究のフィールドとして農作物の栽培と販売を行っていますが、センターの農地から出る規格外など廃棄処分となる農作物の有効活用を検討する中で、つくし苑との新たなコラボ商品が誕生しました。大潟つくし苑の通所者による農産物の収穫や選別の作業なども計画しており、利用者の生産活動の機会の確保や経済的自立の一助になることも期待しています。

 今後は、夏から秋にかけて生産される様々な野菜や果物を活用して、季節ごとにスイーツ(潟 Richシリーズ)やレトルト商品などの加工品開発に共同で取り組むことにしています。

☆廃棄農産物を加工品に、県立大と大潟つくし苑 第1弾はイチゴケーキ(R5.5.12秋田魁新聞電子版)
 

「~潟 Rich 完熟いちごのスコップケーキ~」

  はるみイチゴ

 本学が開発した寒冷地栽培向けの夏いちご。冬に収穫シーズンを迎える一般的ないちごとは異なり、はるみは初夏から夏に旬を迎えます。果皮はツヤのある鮮やかな紅色で、やや丸みのある円錐形。果肉は淡い赤色をしていて、中心も赤く染まります。糖度は比較的高くて、酸味は強め。果実はかたくて日持ちがよく、輸送性も良好です。
 語源は、育成者のひとりである、高橋春實(はるみ)本学名誉教授から!!