「炭やきで夕日の松原まもり隊」による炭やき活動を行いました

 6月3日(土)、本学の森林科学研究室の星崎和彦教授(生物資源科学部生物環境科学科)が事務局長を務め、本学教員や学生も多数参加しているボランティア団体「炭やきで夕日の松原まもり隊」(佐々木隆会長、現在のメンバーは約170名)の炭焼き活動が行われました。
 
 まもり隊は、地域住民と本学教員や学生が一体となり、秋田市から潟上市にかけての海岸沿い約16ヘクタールを対象に、松くい虫被害木を特定し、これらを伐採して炭づくりを行っています。まもり隊の一連の取り組みにより、秋田県立大学キャンパス構内とその周囲の松林は殺虫剤等を使うことなく微害状態に保たれております。

 今回の活動は、生物資源科学部の学生や、「いつでも青春キャンパス」のシニア大学生のほか、児童を含む地域の新メンバーも加わり、総勢約40人で炭焼きを実施しました。完成した松炭を出し被害木を搬入する窯あけ作業や、まき割り、窯の火の調節など、ベテランからの指導を受けながら、和気あいあいと手際よく作業を進めました。

 まもり隊は、2019年には全国森林病虫獣害防除コンクールで「林野庁長官賞」を受賞、2022年には秋田県知事「環境大賞」を受賞するなど、2002年から続けたきた環境保全活動は社会的にも高く評価されています。

 まもり隊は今後も一層、炭やきを通じて松くい虫被害の拡大防止を通じ、海岸マツ林の環境保全と木材資源の有効活用に鋭意取り組むことにしております。

「炭やきで夕日の松原まもり隊」|松くい虫被害木で炭をつくり海岸マツ林を守る‼


「炭やきで夕日の松原まもり隊」メンバー募集中!!

 「炭やきで夕日の松原まもり隊」では、一緒に活動していただけるメンバーを募集しています。このの活動で出来る松炭は火付きが良くて火力も最強でBBQに最適です。参加すれば炭は自由に好きなだけ持ち帰ることができますので、ぜひ体験しに来ていただき、気に入ったらリピーターになってくれたらと思います。

「炭やきで夕日の松原まもり隊」事務局(生物環境科学科 森林科学研究室)ウェブサイト
Tel:018-872-1618(坂田)、-1619(木村)、-1608(星崎)
Fax:018-872-1677
e-mail:forest.akita.pu@gmail.com