学生自主研究グループ 『ミミズ探検隊』を公開!!

 令和3年度学生自主研究グループ『ミミズ探検隊』(指導教員:生物環境科学科 田中 草太 助教)の研究の様子を、本学公式You Tubeで公開しました。

 ミミズ探検隊は、フィールドでのミミズ採集とラボでの飼育実験を通して、ミミズによる土壌団粒形成を評価し、土壌保水性に与える影響を調査・分析することで、ミミズの驚くべき能力を明らかにしました。研究結果は、後日、秋田県立大学機関リポジトリにて公開されます。 

☆田中草太助教のコメント
 ミミズによる土壌構造の改変が森林の保水機能に影響を与えるのではないかという彼らの疑問は、斬新なものでした。実際に森林土壌の保水機能の観点からミミズの働きを評価した例は、多くありません。本研究で得られたデータは、今後、土壌学、森林生態学、土壌動物学、水文学、防災といった様々な研究分野に生かされるものと期待されます。フィールドでは、ミミズが全く見つからないということもありましたが、調査地に通い、ミミズの習性を知ることで多くのミミズを採集できるようになりました。フィールドでの力仕事からラボでの繊細な仕事、そしてデータ解析まで、様々な困難を乗り越えるミミズ探検隊の活躍は見事でした。
 


指導にあたった 田中 草太 助教


ミミズを飼育したふかふかの土


カモシカに遭遇!!

学生自主研究

学生自主研究は新入生と2年生が行うことができる本学独自の研究制度です。学生は研究テーマを決定し、グループを組織し、計画を立てて実施することになります。また、指導教員が必要なアドバイスを行い、実験スペースや機材、そして研究資金(1件あたり15万円程度を限度)を交付して、学生の研究をバックアップします。この制度は主役が学生自身です。入学前から興味を持っているテーマやこれから自分が取り組もうとする分野などに積極的に取り組むことができます。

☆学生自主研究ページ
 

R2学生自主研究レポート
(クリックでPDFが開きます)