本学教員らが編集した『種蒔く人』が秋田市文化選奨を受賞しました

 7月25日(火)秋田市内にて、秋田市文化選奨表彰式が開催されました。

秋田市文化選奨は、芸術・学術などの各分野において、優れた作品を発表し、秋田市の文化振興に貢献された方に贈られます。昭和58年に始まり、今年で第40回を迎えました。
 

今回の受賞作品は、2作品。文芸部門において蓬田 真弓さんによる歌集『白木蓮ほころぶ』、学術部門において「種蒔く人」顕彰会の皆様による「『種蒔く人』の射程― 一〇〇年の時空を超えて ―」が受賞しました。
 

 「『種蒔く人』の射程― 一〇〇年の時空を超えて ―」は、日本のプロレタリア文学運動に大きな影響を与えた雑誌『種蒔く人』が誕生して100年を迎えたのを記念して刊行され、「種蒔く人」顕彰会の呼びかけに応じた国内外の文学研究者17人が執筆し、海外における『種蒔く人』の評価や、部落解放運動に与えた影響、新たに明らかになったエピソードなど最新の論考が収録されています。

 日本文学史上における価値に多角的な視点から光を当てた功績は大きいとして、高く評価され、秋田市長より「種蒔く人」顕彰会の代表として高橋 秀晴教授(本学総合科学教育研究センター)が表彰状と盾を受け取りました。
 


秋田市長よりあいさつ


右:「種蒔く人」顕彰会  高橋 秀晴 教授

 

 ぜひ、この機会に「『種蒔く人』の射程― 一〇〇年の時空を超えて ―」を手にとり、先人の足跡をたどってみてはいかがでしょうか。