生物環境科学実習を行いました!!

 生物環境科学科では、2年生前期から本格的なフィールドワークが始まります。2年生の前期科目「生物環境科学実習」を皮切りに、研究室に分属する3年生後期にかけて、多くのフィールドワークがラインアップされています。

 本学科の学びの大きな特色は、秋田県の多様な自然環境・生物資源を教材にし、学内実験室での実験とフィールドワークの手法をバランスよく習得できることです。

 「生物環境科学実習」は前半(6月・2日間)と後半(8月・4日間)の2回に分けて実施しています。 今回、6月17日・18日の2日間、実習の前半パートを実施しました。 1日目となる17日の午前中は、木材高度加工研究所と連携して実施しました。能代市内にある、(株)東神ウッドジャパンを訪問し、木材製品加工の現場を見学することで、川上から川下に至る木材産業を理解し、持続可能な森林・林業の在り方を学びました。

 午後は男鹿半島・大潟ジオパークに向かい、現地ガイドの説明を聞きながら、男鹿半島の地形、八郎潟干拓地の形成過程を学んだのち、滝の頭湧水地を見学し、湧泉の仕組みやその持続的な利用方法について学びました。2日目は世界自然遺産である白神山地に入りました。午前中は江戸時代から立ち入りが制限されている留山のブナ天然林を観察、午後はブナ植栽地に移動し、植栽後のブナの育成状況を調査しました。

 学生にとっては大学に入って初めての本格的なフィールドワークでしたが、実践的な学びを通して、環境問題解決の難しさや、そのための方法などを体験的に学ぶ、有意義な実習となりました。

☆学年担当教員のコメント☆
 幸い天気にも恵まれて、2日間の実習(前半)を終えることができました。大きな怪我・病気もなく、学年担当としても安堵しています。後半は真夏に4日間連続で行います。学生が体調を崩さず実習に専念できるように、学年担当もサポートしていきます!