炭やき・松くい虫情報

No.210 / 2018.7.19

第175回(2018年第8回)窯開け作業と第176回の前段作業は6月30日に終了しました

久しぶりに雨の中での作業となり、雨ガッパを忘れた学生さんたちは濡れねずみになっていました。 今回は炭の小袋を作ろうということで、一旦ブルーシートに炭を広げてから大きさ別に袋に入れていきました。 もっと時間がかかる作業になるかと思っていたのですが、案外早く終わりました。 窯の中で屈んで作業されている方にも優しいやり方だということがわかったので、次回以降、 天気が悪くなければこの方法で袋に詰めていくと良いかもしれません。 小袋用にノコギリで炭をカットしてくださった方々、ご苦労様でした。

炭の方は、いつもとやり方が違ったので収量は正確に把握できませんでしたが、2号窯としてはやや少なめの 50袋ちょっとだったようです。また、炭をシートに広げたことで粉炭が8袋も獲れて、ちょっと驚きました。

おかげさまで、これで今シーズンの炭出し、窯入れ作業は完了です。松林ではマツノマダラカミキリの 羽化脱出シーズンが始まっています。私の家の玄関にも30日の炭やき翌日にマダラカミキリ雌が1匹飛来し、捕まえたところです。

夏の間は例年通り、炭やきはお休みします。再開時には改めてご連絡いたします。

− 黒炭と白炭の違いと効用 −

年配の方々には釈迦に説法ですが、ご存じない方向けに改めて。炭には黒炭と白炭がありますが、 私たちの窯で作っているのは黒炭です。白炭は備長炭としてよく知られ、高温(1000〜1200度)で一気に焼き、一晩で硬い炭ができます。 これに対して黒炭は、700度以下で2週間程度かけてじっくり炭化し、出来た炭は軟らかめです。

炭は多孔質であるため様々な効用を発揮しますが、臭い成分の吸着や微生物の働きを活用したい場合は、高温で収縮の激しい白炭よりも 黒炭が適しています。料理でも、軟らかい黒炭のほうが火がつきやすく、短時間のバーベキューには黒炭が扱いやすいです。 逆に火持ちは白炭のほうが良く、そのため長時間炭火を扱う焼き鳥屋などでは備長炭が好まれます。そういうわけで、 炭はその特長にあわせて上手に使いましょう。(星崎和彦)

お問い合せ先

「炭やきで夕日の松原まもり隊」事務局(生物環境科学科 森林科学研究室)

Tel:018-872-1618(坂田)、-1608(星崎)、-1619(蒔田)/Fax:018-872-1677

e-mailは forest.akita.pu@gmail.com まで

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