本学教員の研究課題が「環境研究総合推進費」に採択されました
このたび、独立行政法人環境再生保全機構の「環境研究総合推進費」に生物資源科学部の藤林 恵助教(生物環境科学科/環境管理修復グループ )の研究課題が採択されました。
本事業は地球温暖化の防止、循環型社会の実現、自然環境との共生、環境リスク管理等による安全の確保など、持続可能な社会構築のための環境政策の推進にとって不可欠な科学的知見の集積及び技術開発の促進を目的として、環境分野のほぼ全領域にわたる研究開発を行う事業です。
【藤林 恵助教の研究課題】
「ワカサギを指標とした富栄養化湖沼の生態系の健全性評価手法の提案」
◆研究課題の概要
富栄養化が極端に進行してしまった湖沼では、水質の悪化のみならず生態系の劣化も同時に進行してしまうため、水質を改善しても生態系が破壊されたままになってしまうことがあります。そのため、生態系の修復や保全を進めていくことが重要ですが、そのためにはまず生態系の健康状態を科学的に評価することが必要です。本研究課題ではワカサギと湖沼環境の関係を明らかにすることで、ワカサギを指標とした湖沼の健全性評価手法の開発を目指します。
◆藤林 恵助教のコメント
八郎湖で魚類の調査をしている際に、ワカサギの漁獲量や見た目(肥満度など)が毎年異なることに大変興味を持ちました。これらの変化は環境要因によって生じているはずです。ワカサギと湖沼環境との関係性を明らかにすることで、湖沼で起きている環境問題の解決に貢献できるよう研究を進めていきたいと思います。
※詳細は以下をご覧ください
独立行政法人環境再生保全機構のウェブサイトにリンク
研究室の学生と