本学教員が「秋田県発明協会会長賞」を受賞しました
本学教員が「秋田県発明協会会長賞」を受賞しました
-平成30年度東北地方発明表彰-
10月15日、生物資源科学部の小川敦史教授(生物生産科学科/植物生理研究室)が発明者の1人である特許「低カリウムホウレンソウおよびその栽培方法」(特許第4792587号)が「秋田県発明協会会長賞」を受賞し、本学にて授賞式が行われました。本研究は小川教授の研究室の卒業生(4期生)で、現在、JA秋田しんせいに勤務されている田口悟さんの卒業研究が特許につながり実用化されたものです。田口さんも表彰者のお一人となっています。
全国に1300万人いると言われている腎臓病患者の多くは、カリウム摂取量が制限され、カリウム含量の多い生野菜の摂取が制限される場合があります。そのため生野菜摂取によって期待される他の栄養素の効果や食の楽しみが奪われるといった弊害が指摘されています。小川先生が平成18年に発明した「低カリウム野菜」の栽培方法によって栽培されるホウレンソウやレタスは、通常野菜の約5分の1程度までカリウム含量が抑えられることから、腎臓病患者の健康増進や生活の質(QOL)向上、カリウム摂取量を正しく管理する等の医療上の観点から、多くの関心が寄せられています。
現在では多くの企業で栽培・販売され、慢性腎臓病の患者様たちに届けられています。
賞状を授与される小川教授 | 秋田県発明協会会長賞の賞状 |
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