本学大学院生が⽇本⾷品科学⼯学会および⽇本⾷品⼯学会で受賞しました

 この度、大学院・生物資源科学研究科 博士前期課程1年の⼩⽥嶋 彩⽮さんが、「公益社団法人日本食品科学工学会令和4年度東北支部大会」において若⼿奨励賞、「日本食品工学会第23回年次大会」で、見事、優秀発表賞を受賞しました。おめでとうございます!!
 

受賞した⼩⽥嶋 彩⽮さん


☆研究発表タイトル
 ・公益社団法人日本食品科学工学会令和4年度東北支部大会
  『超高速電子嗅覚システムを用いたフライドポテトの油脂劣化度の迅速的分析法の検討』
   小田嶋彩矢、張函、陳介余
 ・日本食品工学会第23回年次大会
  『フライポテトの迅速的品質評価法の開発に関する基礎研究』
   小田嶋彩矢、張函、陳介余

☆研究概要

 フライ操作は、食品加工においてとても重要な加工プロセスの一つであり、食品へ魅力的なテクスチャーや香ばしい香りをも付与します。しかし、長時間高温加熱した食用油は徐々に酸化され、劣化に伴い最終的に有害物質を発生します。これらの劣化油脂を20~30%程度含むフライ食品を摂取することにより人体へ健康被害をもたらす恐れがあります。そのため、フライ食品内の油脂劣化度の検査が必要です。一方で、フライ食品の油脂分析には、フライ食品そのものから油脂を抽出してから、その油脂を分析する方法があるため、手間とコストがかかります。そのため、簡便かつ迅速的な検査方法の確立が必要であると考え、本研究では、フラッシュGCノーズHeracles2という超高速電子嗅覚システムを用いてフライドポテトに含まれた油脂の劣化状態をポテトのままで迅速的に分析する方法の開発を目指しました。
 

☆受賞コメント

 この度は、「日本食品科学工学会令和4年度東北支部大会」および「日本食品工学会第23回年次大会」において、若手奨励賞および優秀発表賞を授与いただき、大変嬉しく思います。学会審査関係者の皆さまをはじめ、口頭発表を聴講いただきました皆さま、そして本大会を運営してくださった皆さまに厚く御礼申しあげます。初めての学会、および対面式の口頭発表であったため、このような賞をいただけたことに驚きの余りです。これもひとえに研究室配属以来先生、先輩方にご指導をいただけたおかげと存じます。本研究に携わった皆様に、この場をお借りしてお礼申し上げます。この受賞を励みに、より一層研究を力を入れていきたいと思います。
  


指導教員の陳 介余 教授と