American Friends of Akita Prefectural University, Inc.との覚書調印式を行いました

 令和4年10月11日(火)、本学において、American Friends of Akita Prefectural University, Inc.との覚書調印式を行いました。

 この覚書調印により本学は、下記の経緯と目的により資金の提供を受け、対象となる研究を推進します。

 John Caldwell(ジョン・コールドウェル)博士は、半世紀以上にわたり米国と日本を含む9カ国の農村現場でファーミング・システムの改良普及研究に携わり、本学が2001年に主催した第1回国際シンポジウム『持続可能な農業への道―参加型技術革新とその実現条件』では運営に参画される等、現場との共同研究を重視する本学に深い親近感を抱かれていました。

 今回の覚書は、博士が長年培われた研究理念と方法を本学と共に実践するため、本学に「John Caldwell Legacy Project」を立上げることをその内容としています。

 この「John Caldwell Legacy Project」推進のための資金の提供は、博士のご子息ポール・コールドウェル氏からの寄附により、米国に設立された非営利団体「American friends of Akita Prefectural University, Inc.」を通じて行われることとなっており、当日は、代表のテリー・ウィルソン氏と、本学の小林淳一理事長が覚書へサインを取り交わし、ジョン・コールドウェル博士のほか、博士と共同研究等で長年の親交のある、佐藤 了本学名誉教授にもご臨席いただきました。

 本学では「John Caldwell Legacy Project運営委員会」を立ち上げ、研究費の戦略的活用計画を策定し、実施することとしています。この研究費を活用し、地域協働の起点づくり支援、農家・農村の意思に基づく協働研究への支援、次世代の協働者に対する人材育成支援のための事業を行う予定です。 

 調印式のご挨拶で、コールドウェル博士がプロジェクトの目的について解説され、小林理事長は御礼を述べてプロジェクトの推進を約束しました。
 
 ※詳細については以下をご覧下さい。

 コールドウェル博士の挨拶全文
 小林淳一理事長の挨拶全文
 


(左から)吉澤結子理事、小林淳一理事長、ジョン・コールドウェル博士、佐藤了名誉教授、テリー・ウィルソン氏