樹木医として活躍する本学卒業生の特集記事が掲載されました
一般社団法人日本緑化センターが発行した、グリーン・エージ最新号(2021年12月号)の特集「樹木の異変の原因と対策を学ぶ ―樹木医補の学びの質を考える」に、本学生物資源科学部生物環境科学科の蒔田 明史 教授・学部長[専門:森林生態学]、および2017年度に生物環境科学科を卒業された小澤 優花さん(株式会社富士グリーンテック)の記事が掲載されました。『グリーン・エージ』は、地球環境問題、生物多様性、環境緑化、海岸林再生、マツ枯れ防除、樹木管理などのテーマを題材に、各分野の第一人者による理論や現場の実践事例を提供する、45年以上の歴史を有する“緑化”に関する総合情報誌です。
小澤さんは本学卒業と同時に「樹⽊医補(※1)」の任用資格を取得し、地元・⼭梨県の造園会社である、株式会社富⼠リーンテックに入社しました。様々な現場での経験を積み、「樹⽊医(※2)」の資格を取得しました。現在は主に造園⼯事の施⼯業務に携わるほか、樹⽊イベントの講師や樹⽊の調査など幅広く活躍されています。
『樹木医補取得と現場の仕事の結びつきについて』
2006年度生物環境科学科卒業
株式会社富士グリーンテック 本店工事部 樹木医 小澤 優花 さん
樹木調査作業
公園イベント「どんぐり教室」講師
樹木調査作業
樹木調査作業
Q小澤さんに、秋田県立大学在学時の思い出や印象に残る出来事をお聞きしました!!
在学時代、印象に残っていることは教員の方々の暖かさや、地域の方との身近さです。私は当時学生自主研究を行っており、2人の先生に学科を跨いで担当していただきました。どちらの先生も、忙しい中、大変親身に対応してくださりました。他の教員の皆様も、研究室や学年担当の先生方を中心に学生一人ひとりのことを気にしてくださり、とても良い環境で学ぶことができたと思います。また、野外実験・調査や秋田めぐりの講義などでは実際に対象となる場所に赴く機会も多く、先生方が地域の方々から信頼されていると強く感じたことが印象に残っています。そういった環境が整っているというのは、秋田県立大学の魅力ではないかと思います。
在学時代、印象に残っていることは教員の方々の暖かさや、地域の方との身近さです。私は当時学生自主研究を行っており、2人の先生に学科を跨いで担当していただきました。どちらの先生も、忙しい中、大変親身に対応してくださりました。他の教員の皆様も、研究室や学年担当の先生方を中心に学生一人ひとりのことを気にしてくださり、とても良い環境で学ぶことができたと思います。また、野外実験・調査や秋田めぐりの講義などでは実際に対象となる場所に赴く機会も多く、先生方が地域の方々から信頼されていると強く感じたことが印象に残っています。そういった環境が整っているというのは、秋田県立大学の魅力ではないかと思います。
大学時代 研究室の仲間と
卒業研究 野外調査
卒業研究 野外調査
卒業研究 野外調査
『樹木医を学ぶ、樹木医に学ぶ』―秋田県立大学樹木医補資格取得カリキュラムー
生物資源科学部 生物環境科学科 蒔田 明史 教授
(※1)「樹⽊医補」本学では樹木医補資格取得のための実習を隔年で開講しており、所定の科目を履修することで樹木医補の任用資格を取得することができます。
(※2)「樹⽊医」
樹木医は、天然記念物のような巨樹・名木から街路樹や庭木などの身近な樹木まで、傷んだり病気になった樹木の診断と樹勢回復、さらには樹病の予防や後継樹の、保護育成などに携わる専門家で、その名の通り「木のお医者さん」です。樹木医になるには、樹木医認定試験に合格しなければなりません。この試験を受けるためには、日常的に樹木を取り扱う造園などの仕事に就き、樹木の保護・管理、診断、治療などに関する業務を7年以上経験する必要があります。ただし、「樹木医補」という資格を持っていると、実務経験の期間が7年から1年へと大幅に短縮されます。