新型コロナウイルス感染症に係る対応方針(9月15日改定)

 秋田県内においては、8月24日に過去最高となる50人の新規感染者が公表されたほか、8月の新規感染者は604人を記録した。9月に入り、新規感染者数は先月より減少しているものの、依然高い水準で推移している。中でも、児童生徒の感染例が非常に多くなっており、学校生活での感染対策の徹底が求められていることから、県では、県独自の感染警戒レベル「4」を維持することともに、引き続き、県外との往来自粛及び感染リスクの回避について、本学に対して要請がありました(9月9日付け)。
 このような情勢を踏まえ、秋田県立大学における対応方針を次のとおり改めましたのでお知らせします。

1 授業の取扱いについて

 令和3年10月1日以降の授業は、感染拡大の防止に最大限の配慮をした上で、対面による授業を基本とするものとし、必要に応じてオンラインを活用することとする。

2 大学が主催する行事等について

 本学が主催する行事等については、適切な感染防止策が実施されることを前提に、次の基準を目安としつつ、費用対効果等を含め総合的に開催の可否を判断するものとする。また、開催に当たっては、同意を得た上で参加者の名簿を作成するなど連絡先の把握を行うものとする。

・屋内にあっては、収容定員の半分程度以内の参加人数にすること。屋外にあっては、人と人との距離を十分に確保すること(できるだけ2m)。

 全国的な人の移動を伴うイベント又は参加者が1,000人を超えるイベントを開催する場合については、開催の2週間前までに「感染防止策チェックリスト」の県への提出が必要となることから、事前に企画・広報本部企画チームに問い合わせること。
 

3 学生・教職員の県外・海外との往来について

 【往来の自粛等】
海外との往来は、出張、帰省等を含め、真にやむを得ない場合※を除き、行わないこと。
緊急事態措置区域との往来は、真にやむを得ない場合※を除き、避けること。
まん延防止重点措置区域を含むその他の地域との往来は、各種試験などやむを得ない場合を除き、避けること。
観光や娯楽(スポーツ観戦、コンサート鑑賞、レジャー施設の利用など)、知人等への訪問等での県外との往来は控えること。
仕事等であっても目的や延期の可否、リモートでの実施を改めて検討の上、必要な場合を除き往来を自粛すること。各種試験などは除く。
 【往来する場合の留意事項】
やむを得ず県外を訪問する場合であっても、訪問先の感染状況を踏まえた上で往来の必要性について慎重に判断するとともに、感染防止策がとられていない店舗の利用や「三密」の場(「換気の悪い密閉空間」「多数が集まる密集場所」「間近で会話する密接場面」)を避けるなど、最大限の注意を払うこと。また、帰県後、一定期間は十分に健康観察を行い、周辺の方々との接触には十分留意するとともに、会食を避けること。
出発前・帰県後に発熱や体のだるさ等を感じた場合には、6に記載の対応をとること。
 【県外からの訪問者受け入れ】 
家族・親類の県外からの帰省や訪問は、避けていただくこと。やむを得ず来県される場合は、来県後の健康観察の徹底など感染防止対策を万全にしていただくこと。

4 特に注意が必要な回避すべきリスクについて

県外からの移動者や普段一緒にいない人との会食、大人数・長時間にわたる会食は避けること。
大人数での集まり(会議、集会、イベント等)の開催や参加は、その必要性・緊急性や代替手段の検討を踏まえ、慎重に判断すること。
県内であっても、混雑する場所への外出は極力避けること。
バーベキューなど「お酒を伴う大人数の飲食」は止めること。

5 基本的な感染拡大防止対策について

手洗い・アルコール消毒・咳エチケット(マスクの着用)を励行すること。
執務室等のこまめな換気を実施すること。
執務室等の広さを確保し、お互いの距離を空けるなどして人の密度を減らすこと。
近距離での会話や発声、高唱を避けること。
会議等の参加者数や開催時間は、必要最小限とすること。
会食は、感染対策が講じられた飲食店で、少人数・短時間で、マスク会食を徹底すること。
日常生活においても、感染拡大を予防するため、「人との接触を8割減らす、10のポイント」や政府が推奨する「新しい生活様式」の実践を心がけるとともに、集団感染の原因となり得る「三つの密」が重なる場所を避けること。
県外から帰県した家族がいる場合は、一定期間の健康観察を徹底していただき、会食等の接触を避けること。
学内外における活動や日常生活において、内閣官房の新型コロナウイルス感染症対策本部から示された、感染のリスクが高まる「5つの場面(飲酒を伴う懇親会等、大人数や長時間に及ぶ飲食、マスクなしでの会話、狭い空間での共同生活、居場所の切り替わり)」に留意して行動すること。
国が提供している「接触確認アプリ(COCOA)」や、県が運用している「秋田県版新型コロナ安心システム」の活用に努めること。
感染防止対策の徹底について、今一度注意喚起し合うなど、互いに協力し合うこと。

6 サークル活動等について

 【運動部活動における留意事項】
県外の大会等への参加は、真にやむを得ない場合を除き控えること。
県内の大会等への参加、県内での練習試合及び合同練習等の他校との交流を行う場合は、考えられる最大限の感染防止対策を講じること。
宿泊を伴う活動(合宿等)は、当面の間控えること。
地域の感染状況や当該活動の活動内容等に応じて、感染リスクの高い活動を一時的に控えることも含め検討すること。
活動途中、活動後に集団でまとまって食事をすることを控えること。
 【文化部活動における留意事項】
県内の行事等への参加、県内での合同練習等の他校との交流を行う場合は、考えられる最大限の感染防止対策を講じること。
活動場所を分散し、一部屋の人数を減らすなど、実施方法を工夫し、互いに接近したミーティング等は避けること。

7 感染の可能性がある場合の対応について

 発熱や体のだるさ、味覚・嗅覚に異常を感じたときは、無理に出勤や登校をせず、速やかに、かかりつけ医に電話で相談して受診するか、「あきた新型コロナ受診相談センター(TEL018-866-7050)」に相談し、その旨を大学に連絡すること。
 上記のほか、体調に変化があった場合は、自宅に待機し、体温を測定、記録するなどの健康観察を行うとともに、その旨を大学に連絡すること。

8 誹謗中傷の禁止

 感染者や濃厚接触者及びその家族、医療関係者等に対する嫌がらせやSNSでの誹謗中傷や人物の特定は人権侵害に当たるほか、不安や恐怖心から受診や相談、疫学調査への協力を躊躇させ、感染拡大のリスクを高めることにつながることから絶対に行わないこと。

9 その他

 本方針については、感染拡大の状況等を見ながら、随時、対応を見直していくこととする。