生物環境科学科「樹木医学実習」が行われました

 5月31日(月)、秋田市の総社神社において、生物資源科学部(生物環境科学科)の3・4年生18人が参加し、「樹木医学実習」が行われました。

 樹木医は、天然記念物のような巨樹・名木から街路樹や庭木などの身近な樹木まで、傷んだり病気になった樹木の診断と樹勢回復、さらには樹病の予防や後継樹の、保護育成などに携わる専門家で、その名の通り「木のお医者さん」です。

 生物資源科学部では、樹木医補資格取得のための実習を隔年で開講しており、所定の科目を履修することで樹木医補の任用資格を取得することができ、本学からはこれまでに4人の卒業生が樹木医として活躍しています。
 
 学生は、秋田県樹木医会の樹木医の先生を講師に、「樹勢診断」と呼ばれる木の健康診断として、ケヤキの木の高さや枝の広がり具合を測ったり、幹をたたいて中が腐っていないか確かめたりし、樹木の診断カルテも記入・作成しました。

 本実習以外にも、生物資源科学部では、秋田県の多様な自然環境や生物資源を教材に、様々なフィールド実習が行われております。

★生物環境科学科3年 小川りさ さんのコメント
 「樹木医からの解説を聞いて、樹木がどういう状態なのか、なぜそうなっているかなど知ることができ、樹木に対する理解が深まりました。今日学んだ知識は、樹木の回復や森林環境の保全に役立てたいです。」
 


樹木医会の本学卒業生からもご指導いただきました


樹木医実習の様子