本学教員が衆議院農林水産委員会の参考人質疑に出席します

 日本有機農業学会会長を務める、生物資源科学部生物環境科学科の谷口 吉光 教授(専門:食と農の社会学)が、衆議院農林水産委員会の「環境と調和のとれた食料システムの確立のための環境負荷低減事業活動の促進等に関する法律案及び植物防疫法の一部を改正する法律案」に関する参考人質疑に出席します。

 これらの2つの法案は、令和3年5月に農林水産省が策定した「みどりの食料システム戦略」の実現に向けて、その基本理念の法定化や環境負荷低減の取組を支援する計画認定制度の創設、化学農薬のみに依存しない総合的な防除を推進するための仕組みの導入等の必要な措置を講ずるもので、2050年までに「農林水産業のCO2ゼロ」、「化学農薬の使用量50%削減」、「化学肥料の使用量30%削減」、「有機農業の面積を100万ヘクタールに拡大」など、日本農業全体を持続可能な方向に転換させようという画期的な内容で、全国の農業関係者が大きな関心を寄せています。

 谷口教授は、学会発表や論文執筆などにより、「みどりの食料システム戦略」に対する提言を行うなど、様々な先導的な取り組みが高く評価されたことにより、今回、参考人として招致されることが決定しました。

 <衆議院農林水産委員会>
 【参考人質疑日時】3月24日(木)午前9時~ 

 ☆以下のリンクも是非ご覧ください。
  一般社団法人 農協協会【シリーズ:みどり戦略を考える(令和3年6月18日付け)】
  対談:『まるで欧米追随 まず「調和」理念の共有を 谷口吉光秋田県立大学教授 谷口信和東京大学名誉教授』