新型コロナウイルス感染症に係る対応方針(1月24日改定)

 全国各地で急速な感染拡大が続いており、国はまん延防止等重点措置区域の対象区域を拡大するなどの対応を行っています。県内においても、新規感染者数の増加が顕著となり、特に能代保健所管内における感染者数が増加していることから、県は、秋田県新型コロナウイルス感染症対策本部を開催し、能代保健所管内における感染警戒レベルを「2」から「3」に引き上げるとともに、引き続きまん延防止等重点措置区域との不要不急の往来を避けることなどを県民に要請しました(1月19日付け)。
 このことを踏まえ、秋田県立大学における対応方針を次のとおり改めましたのでお知らせします。

1 授業の取扱いについて

 授業は、感染拡大の防止に最大限の配慮をした上で、対面による授業を基本とするものとし、必要に応じてオンラインを活用することとする。

2 大学が主催する行事等について

 本学が主催する行事等については、「3つの密」(「換気の悪い密閉空間」「多数が集まる密集場所」「間近で会話する密接場面」)が発生しない席の配置や「人と人との距離の確保」など実施環境に配慮し、参加者に対しては4に記載の基本的な感染防止対策が徹底されることを前提に、費用対効果等を含め総合的に開催の可否を判断するものとする。また、開催に当たっては、同意を得た上で参加者の名簿を作成するなど連絡先の把握を行うものとする。

 参加人数が5,000人超かつ収容率50%超とするイベントを開催する場合は、「感染防止安全計画」を策定し、県の確認を受ける必要があることから、開催の3週間前までに企画・広報本部企画チームに問い合わせること。
 感染防止安全計画を策定する必要がないイベントを開催する場合は、感染防止策等を記載した「チェックリスト」を公表する必要があることから、開催の1週間前までに企画・広報本部企画チームに問い合わせること。
 

3 学生・教職員の県外・海外との往来について

 【県外・海外との往来】
海外との往来は、出張、帰省等を含め、避けること。真にやむを得ず往来する場合は、帰国の際のPCR等の検査や帰国後の健康観察の徹底など感染防止対策を万全にすること。
まん延防止等重点措置地域との不要不急の往来は、避けること。やむを得ず往来する場合は、帰県の際のPCR等の検査や帰県後の健康観察の徹底など感染防止対策を万全にすること。
②以外の地域との往来は、訪問地域の感染状況を踏まえ慎重に判断すること。特に大都市圏など感染が拡大している地域との往来は慎重に判断すること。
 【県外からの訪問者受け入れ】
県外からの訪問者受け入れ・家族・親類の県外からの訪問や帰省は、出発地の感染状況を踏まえて慎重に判断していただくとともに、原則として、事前にPCR等の検査を行っていただくこと。
 【往来する場合の留意事項】 
やむを得ず往来する場合は、ワクチン接種(2回目から2週間程度経過)後が望ましい。
不織布マスクの着用、手洗いなどの基本的な感染防止対策を徹底した上で、感染に十分注意すること。ただし、発熱等の症状がある場合は、往来を控えること。
県外との往来の際、無症状であっても感染の不安を感じる場合は、「感染拡大傾向時の一般検査事業(無料のPCR等検査)」を積極的に活用すること。
出発前・帰県後に発熱や体のだるさ等を感じた場合には、6に記載の対応をとること。


4 基本的な感染拡大防止対策について

ワクチンを2回接種した後も、不織布マスクの正しい着用、手洗い、アルコール消毒などを徹底すること。
執務室等のこまめな換気を実施すること。
執務室等の広さを確保し、お互いの距離を空けるなどして人の密度を減らすこと。
近距離での会話や発声、高唱を避けること。
会議等の参加者数や開催時間は、必要最小限とすること。
飲食を伴う集まりは、屋内外にかかわらず、「長時間を避け」、「マスク会食」を行うとともに、「参加人数に応じた席の配置」や「十分な換気」を徹底すること。
日常生活においても、感染拡大を予防するため、「人との接触を8割減らす、10のポイント」や政府が推奨する「新しい生活様式」の実践を心がけるとともに、集団感染の原因となり得る「三つの密」が重なる場所を避けること。
学内外における活動や日常生活において、内閣官房の新型コロナウイルス感染症対策本部から示された、感染のリスクが高まる「5つの場面(飲酒を伴う懇親会等、大人数や長時間に及ぶ飲食、マスクなしでの会話、狭い空間での共同生活、居場所の切り替わり)」に留意して行動すること。
感染防止対策の徹底について、今一度注意喚起し合うなど、互いに協力し合うこと。
①~⑨に加え、特に能代保健所管内(能代市・藤里町・三種町・八峰町)においては、以下のア~エについても、徹底すること。
 ア 集会、イベント等の開催を慎重に判断すること。
 イ 混雑する場所をできるだけ避けること。
 ウ 職場における感染防止対策を徹底すること。
 エ 無症状者で感染の不安を感じる場合は、「感染拡大傾向時の一般検査事業(無料のPCR等検査)」を積極的に活用すること。

5 サークル活動等について

 可能な限り感染症対策を行った上で通常の活動を行うこと。

 【運動部活動における留意事項】
練習を行う際は、感染防止対策を徹底した上で、可能な限り時間短縮を検討するなど、合理的な活動を心がけること。
県外で行われる大会等への参加や練習試合、県外大学等を招いての活動など、他校との交流を行う場合は、訪問地域などの感染状況を踏まえて慎重に判断することとし、感染防止対策を徹底した上で行うこと。また、帰県後は、2週間程度の健康観察を行うこと。
県内で行われる大会等への参加、練習試合など、他校との交流を行う場合は、感染防止対策を徹底した上で行うこと。
宿泊を伴う活動に関して、本学のセミナーハウスや合宿所等に他校の学生を宿泊させたり、他校のセミナーハウスや合宿所等に本学の学生を宿泊させたりするなどの対応は、感染リスクを高める恐れがあることから行わないこと。
活動途中、活動後に集団でまとまって食事をすることを控えること。
大会等への参加や他校との交流の実施において、その判断に迷った場合などは、大学事務局まで連絡・相談すること。
 【文化部活動における留意事項】
運動部活動における留意事項に準ずること。

6 感染の可能性がある場合の対応について

 発熱や体のだるさ、味覚・嗅覚に異常を感じたときは、無理に出勤や登校をしないほか、会食にも参加しないようにし、速やかに、かかりつけ医に電話で相談して受診するか、「あきた新型コロナ受診相談センター(TEL018-866-7050)」に相談し、その旨を大学に連絡すること。
 上記のほか、体調に変化があった場合は、自宅に待機し、体温を測定、記録するなどの健康観察を行うとともに、その旨を大学に連絡すること。

7 誹謗中傷の禁止

 感染者や濃厚接触者及びその家族、医療関係者等に対する嫌がらせやSNSでの誹謗中傷や人物の特定は人権侵害に当たるほか、不安や恐怖心から受診や相談、疫学調査への協力を躊躇させ、感染拡大のリスクを高めることにつながることから絶対に行わないこと。

8 その他

 本方針については、感染拡大の状況等を見ながら、随時、対応を見直していくこととする。

○参考
まん延防止等重点措置区域(※1月24日時点)
[期間:1月9日~1月31日]
・広島県、山口県、沖縄県
[期間:1月21日~2月13日]
・群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、新潟県、岐阜県、愛知県、三重県、香川県、長崎県、熊本県、宮崎県