純米吟醸酒「究(きわむ)」が完成しました

 この程、秋田市土崎の酒造会社である株式会社那波商店さんのご協力をいただき開発した純米吟醸酒「究(きわむ)」が完成し、3月24日に店頭販売を開始します。

 「究プロジェクト」は、2009年に始動、2010年から販売を開始し、本年度は、生物資源科学部の学生23人が若者に向けた新しい日本酒の開発に取り組みました。学生たちは、本学フィールド教育研究センターの圃場で育てられた県オリジナル酒米「秋田酒こまち」を自分たちで収穫し、那波商店さんのご協力をいただきながら、本学と株式会社秋田今野商店(大仙市)が共同で開発したこうじ菌「吟味(ぎんあじ)」を使用し、製麹から秋田流生酛造りによる仕込み、上槽までの一連の作業を行いました。

☆生物資源科学部 応用生物科学科 3年 角田大知さん
 日本酒離れが進む若者向けのお酒づくりがプロジェクトの目標です。普段お酒を飲まない人も飲む人も、飲みやすいと感じるお酒を目指しました。上槽途中のお酒を味見しましたが、すっきりと飲みやすく、香りが抑えられた印象でした。瓶詰された商品を飲むが楽しみです。

☆生物資源科学部 応用生物科学科 2年 安木理沙子さん
 アルコールのきつさを感じることなく、さらりとした飲み口で飲みやすいと感じました。

☆指導教員の伊藤俊彦先生(応用生物科学科/醸造学)
 昨年から那波商店様との「究」造りが始まりました。しかし、今年は今年の学生が想い込めて酵母の開発から行っております。その結果、昨年の「究」とは一味違うものが出来ました。来年には来年の学生が想いを込めて・・。毎年変化していく「究」をお楽しみいただけますと幸いです。
 
【純米吟醸酒「究(きわむ)」】
 数量限定で720ミリリットル、1900本を生産。価格1580円。
 
《販売店》 
・秋田空港酒販(秋田空港) ・石川酒店(秋田駅トピコ店)
・中礼商店(秋田市下新城) ・最八商店(秋田市土崎)
・松田酒店(秋田市土崎)  ・酒のえびな(秋田市外旭川)