「システム科学技術学部FD勉強会」を開催しました

 2019年12月10日に本荘キャンパスにてFD勉強会を開催しました。FD専門部会システム科学技術分会では今年のFD活動のテーマとしてシラバスの活用を掲げており、「シラバスの有効利用を考える」と題して勉強会を開催しました。

 松本学部長の挨拶のあと、総合科学教育センターの伊藤大輔准教授から、趣旨説明がありました。授業アンケートの項目「シラバスは授業の学修の役に立っていますか」について分析した結果、昨年度から今年度にかけて、大幅に改善がみられたことが説明されました。また、残された問題として、受動的な学生への指導があり、初年次教育や授業運営に工夫が望まれていることが説明されました。

 情報提供として、授業アンケートのシラバスの利用についてスコアの高い科目について情報共有を行いました。最初に情報工学科の廣田千明准教授から情報工学科の授業でシラバスが活用されている授業のベスト5が紹介され、それらの授業でシラバスが利用されている理由について紹介がありました。続いて、情報工学科の堂坂浩二教授から「人工知能論(電子)」のシラバスについてご紹介がありました。なお、この授業は情報工学科のベスト5に選ばれた授業です。情報提供の最後は建築環境システム学科の菅野秀人准教授の発表で、「鉄筋コンクリート構造Ⅰ」のシラバスの紹介でした。グラフィックシラバスや授業時間外学習に関するシラバスへの記載事項など、工夫している点の紹介がございました。

 勉強会の最後はグループミーティングで、「学修に役立つ『シラバス』にするためには?」と「『シラバス』を学習活動に役立てるには?」をテーマとして、議論を行いました。シラバスの活用法として、予習範囲を記載することや振り返りのタイミングを明示するなどのアイデアが出されました。

 今後もFD勉強会を開催し、授業改善に努めていきます。