鳥海山木のおもちゃ美術館の皆様がいらっしゃいました

 1月24日(金)、由利本荘市の「鳥海山木のおもちゃ美術館」の職員25名が、木材高度加工研究所を見学しました。
 
 鳥海山木のおもちゃ美術館は、これまで12万人を超える来館者があり、今後もたくさんのお客様に木の良さを伝えるための職員研修としてお見えになったものです。

 最初は、木材高度加工研究所の足立 幸司 准教授の案内により施設見学を行いました。研究所の木造構造に興味津々で、天井を見上げたり壁・柱に触れては木の感触を確かめていました。
 

 北試験棟では、最新の木材加工機械について、加工したい内容を事前にセットするだけで、従来の機械より容易に作業できることに関心いただきました。 
 南試験棟では、壁や柱の強度試験を行う装置について、大きさを体感いただき、その役割も理解いただきました。
 


北試験棟


南試験棟

 視察に続き、地球環境について森林の消失と古代文明の関わりなどを例に足立准教授が講義を行い、興味深く傾聴していただきました。
 
 最後に、木を曲げる原理の説明と実演を行いました。木に対する知識や関心の高い皆様ですが、加熱により人の力で簡単に曲がるのことや、水に浸けた木の形が変化することを目にすると驚きの声があがりました。
 

 鳥海山木のおもちゃ美術館の皆様、見学していただきありがとうございました。今回の見学が、多くの人に木の魅力を伝える美術館の活動に少しでも参考となれば幸です。

【木材高度加工研究所の見学・視察について】
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