ジョブシャドウイング実施報告(株式会社UMNファーマ)

 令和2年2月18日(火)、株式会社UMNファーマ(秋田市御所野湯本4-2-3)において、生物資源科学部の学生を対象にジョブシャドウイングを実施しました。同社でのジョブシャドウイングは初めてで、参加者は応用生物科学科の1年生2名ですが、今回は3年生の企業見学会と合同で実施していただき、応用生物科学科3年生4名も参加しました。
 株式会社UMNファーマは、2004年設立のバイオ創薬企業で、最先端の技術で“新世代ワクチン”の研究開発を行っています。2019年12月には塩野義製薬の子会社になりました。従業員は41名で、本学の卒業生が8名在職しています。

【概要】
 今回は、会社概要・事業内容説明、工場概要説明、工場見学、ランチミーティング、意見交換のプログラムで実施しました。
 初めに自己紹介を行った後、平野達義代表取締役会長兼社長から会社概要や事業内容のほか、塩野義製薬の子会社化などの話をしていただき、副工場長からは秋田工場の概要を説明していただきました。
 その後、入工着を着用し、副工場長の案内で工場の品質管理エリアを見学しました。
 ランチミーティングでは、仕事や福利厚生、学生生活などさまざまな話題で懇談し、また、本学応用生物科学科卒で現在、製造担当として勤務するOGからも話を聞くことができました。
 午後は、工場の製造エリアで、ワクチン原薬の製造工程や設備、室圧により清浄度が維持された製造室などを見学しました。
 最後に意見交換を行い、代表取締役会長兼社長、マネージャー、副工場長の三方から、学生の質問に丁寧に答えていただくとともに、「専門性を極めることが大事」など、学生へのアドバイスもいただきました。

【学生の声】
◎ジョブシャドウイングの感想は?
・実際に訪問してみないとわからない研究環境や装置、人間関係、webで調べただけではわからない会社の裏側と無菌環境を保つ仕組みなど生で見聞きすることができたのは、とても貴重な体験をした思う。
・3年生の企業見学と同時開催だったため、3年生の態度や緊張感、心構えなど知ることができたのでとても良かった。
・日常生活では見ることができない機械や器具を見られ、具体的に説明してくださったので、あまり専門的な知識がない自分でも理解することができた。

◎職業選びや自分が働くことに向けて、感じたことは?
・企業が求める人材として、コミュニケーション能力より大事なことは「こういう分野でこういうことができます。」という専門性であることがわかった。この専門性に磨きをかけるためには、若い内から準備が必要で、大学生のうちに鍛えておこうと思う。
・今後もジョブシャドウイングやインターンシップ等に積極的に参加し、将来の職業選びの時に活かしていこうと思う。

◎これからの学習や生活で身につけたいこと、生かしたいことは?
・「このことに関しては誰にも負けない」という自分ができる強みをつくっていきたいと思った。具体的には、1・2年次に学ぶ実験器具の使い方や生物に関する基礎知識をしっかりと習得し、自分がこれから探求していきたいことを身に付ける。3・4年次には学んだことを応用して専門性の高い研究ができるよう、いろいろな文献を読んで自分の知識、教養を増やし、経験値を上げていこうと思う。
・社長が「専門性を高めることが必要であり、また、専門性を持てるものが2つ必要である」とおっしゃっていたので、自分も専門性があると思えるものを2つ見つけ、身に付けようと思った。残りの大学生活の中で自分が興味のあることを本、大学の講義、独学などで追求していこうと思う。

UMNファーマでのジョブシャドウイング
日程説明

UMNファーマでのジョブシャドウイング
会社概要・事業内容説明①

 

UMNファーマでのジョブシャドウイング
会社概要・事業内容説明②

UMNファーマでのジョブシャドウイング
会社概要・事業内容説明③

UMNファーマでのジョブシャドウイング
会社概要・事業内容説明④

UMNファーマでのジョブシャドウイング
工場概要説明①

UMNファーマでのジョブシャドウイング
工場概要説明②

UMNファーマでのジョブシャドウイング
意見交換