ジョブシャドウイング実施報告 (リコーＩＴソリューションズ株式会社秋田事業所 )

　令和２年２月19日（水）、リコーＩＴソリューションズ株式会社秋田事業所（秋田市大町３－５－１秋田大町ビル）においてジョブシャドウイングを実施しました。同事業所はリコーグループのソフトウエアの企画、設計、開発を行う同社の全国８事業所の一つで、プリンター・複合機をはじめとした様々なリコー製画像機器の組込みソフトウェア開発や画像機器を活用するためのソリューション製品開発等を行っています。参加した学生は、システム科学技術学部知能メカトロニクス学科２年生１名・１年生２名、情報工学科２年生１名・１年生３名に秋田大学２名を加えた計９名です。
【概要】
　始めに、ＯＢ工藤さんから日程説明があり、リコーグループの紹介に続いて、リコーＩＴソシューションズの事業分野・エンベデッド事業の紹介、新入社員教育プログラム、人づくり・組織づくりのコアコンセプト、有給休暇所得率や女性の育休後復職率など各種データの説明等と続き、学生からは海外出張やリモートワーク等について質問がありました。その後、各フロアを移動して業務を具体的に説明していただき、学生からはプログラミング言語やバグの見つけ方、プログラミングの作業量など、突っ込んだ質問もありました。休憩後の経営者講話では、槙尾センター長より業務経歴の披露の後、「働きがいを感じるのは」「何を理由に会社を選ぶか」「20代が働きやすい都道府県ランキング」などクイズ形式で学生に働くことの示唆を与えていただき、終わりに「会社が求める人材」とは、「自ら考え、自分の言葉で語り、自ら行動できる人」であるとの締め括りがありました。
若手社員との賑やかな昼食の後、ＯＢ高橋さんの進行で、２グループに分かれて開発工程ゲーム（お絵かき手順書の開発）に取り組みました。出来上がった絵は様々で、ゲームを通じてＳＥの仕事の流れを体験でき、コミュニケーションの重要性について考える切っ掛けとなりました。最後の先輩社員相談会は、金・山下・小玉・工藤の４人のＯＢが２～３人に分かれた学生のグループを順に回り、入社の動機やＩＴ業界の転職、海外出張や資格取得、語学や学生自主研究の進め方など様々な相談に対応していただき、予定時間をオーバーする白熱ぶりでした。全体として、ＯＢを始めとする若手社員と触れ合う時間が多く、学生も打ち解けて、たいへん満足した機会となったようです。

【学生の声】
○ジョブシャドウイングの感想は？
･初めてのジョブシャドウイングだったので、ちゃんと自分の為になることを学んで帰ることができるか不安だったが、企業の皆さんが様々な企画を用意して下さったお陰で、社会人の会社での様子や会社が取り入れている新しい働き方などについて学ぶことができ、とても貴重な経験をすることができ、勉強になった。
・大学生活や今何をするべきかが聞ける良い機会になったと思った。ＩＴ企業について全く知らなかったため、どんな仕事があるのか、どんな業種があるのかを聞くことができ、将来どんなところを重要視していきたいか、少し考えられた気がした。
・ジョブシャドウイング以前のＩＴ企業に対するイメージは、黙々とプログラミング言語を打ち込んでいるイメージであったが、ジョブシャドウイング後は、コミュニケーションや表現力をもとに、プログラムやソフトウエア、プログラミングを行っていくということが分かり、ネット情報だけでは分からない情報を得られて良かったと感じている。

○職業選びや自分が働くことに向けて、感じたことは？
・自分の働きがいについて考えてみて、という話があった。若者は成長実感があると働きがいを感じやすいと言っていたが、自分も例外ではなく、出来ないことが出来るようになったとき嬉しい。自分がどんどん成長できるような場所に就職したいと思った。また、働き方について、リモートワークやフレックスタイム制度は画期的だと思ったので、今後企業を調べるときはそこにも注目したい。
・前にジョブシャドウイングで行った企業と比べ、社風が全然違っていたため、どちらの方が合いそうかなどを考える切っ掛けになったと思う。フレックスタイム制やリモートワークなど、今まで名前は知っていたけど実際どうなのか知らないことを聞けたので、職業選びや企業選びなどで活かしていけたら良いなと思う。
・職業を選ぶに当たって、入った企業もそうだが、そこで如何に能力を伸ばすことができるかが大切であるということ。自分が働くということを更に身近にしていきたいと思った。様々な業種を見て回りたいと思う。

○これからの学習や生活で身につけたいこと、活かしたいことは？
･ソフトウエア系の企業への就職を考えているため、継続してＣ言語は独学でカバーしていきたい。それ以外にも、学生という時間がある期間のうちに旅行などをして、新しいことに触れて成長したい。これから３年生になり、専門知識がどんどん学べると思うので、文武両立、勉強も遊びも精一杯頑張ることを目標に生活しようと考えている。
・目標を立てて実行することが苦手なので、それを実践していきたいと思う。２年でも学生自主研究に参加しようと思った。プログラミング言語から考えるのではなく、何が作りたいのかを考えて、そこから言語を決めて学んでいきたいと思った。ＡＷＳ（Amazon Web Services）など知らないことをたくさん聞いたので、調べて活かしていきたいと思った。
・自分で決めたスタンスや方法を継続的にやっていくこと。やり続けていればマイナスになることはないが、やらなければ何時までたっても成長しない。職場の方々は、年齢に違いはあれ、継続的に成長を続けられているので、私もやらねばならない。

リコーＩＴソシューションズ株式会社秋田事業所でのジョブシャドウイング
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