ジョブシャドウイングレポート ( 株式会社 五洋電子 )

 平成31年2月15日(金)、株式会社五洋電子(潟上市天王字鶴沼台43-224)においてジョブシャドウイングを実施しました。同社は日立国際電気グループの電子機器設計・製造を行う企業で、海外向け業務用無線通信機器や半導体・液晶露光装置制御部などの開発・設計から製造に至るまで一貫して行っています。参加した学生は、システム科学技術学部電子情報システム学科2年生5名、経営システム工学科2年生1名の計6名です。
 
【概要】
 日程説明・諸注意の後、人事総務部の吉永部長代理、佐藤さんから会社概要・業務内容について説明があり、小畑元知事が社名の名付け親であること、同社がBtoB企業であること、EMS事業(electronics manufacturing service)や働き方改革への取組状況などの説明がありました。その後、生産技術部の三浦さん(本学OB。機械知能システム学科卒)、寺沢さんから、自動化設備の事例や自動化の効果、現在開発に取り組んでいる設備等の説明がありました。ランチミーティングでは、三浦さん、寺沢さんに戸嶋さんも加わり歓談しました。午後からは戸嶋さんの案内で、工場内の自動挿入ロボットや双腕型ロボットなどが稼働している状況等を間近に観察し、参加者は興味津々でした。
 工場見学の後、取締役でHARRISビジネス本部長の世良さんから講話を頂きました。会社の方針や戦略の説明後、ご自身の経験談を披露され、「若い時の苦労(失敗)は買ってでもせよ」との座右の銘を引き合いに出し、若いうちに色々経験して引き出しを一杯持ち、やりたい仕事をやれるようにと和やかに学生に語りかけて頂きました。

【学生の声】
○ジョブシャドウイングの感想は?
・普段見ることのできない工場内を見学でき、とても興味深かかった。色々な話しを聞くことができ、自分の将来にも活かせそうだと思った。特に失敗は若いうちにしろというところでは、経験を基に話していたため説得力を強く感じた。
・会社概要や業務内容説明では、勤務体制や部署について知ることができた。生産自動化設備の見学では、説明してもらったロボットが実際に動いて作業する姿を見ることができ、参考になった。
・自分が想像していた「働く」こととはかなり異なっていて、とても驚いた。それに、大学で学ぶことが活かせなかったり、大学で教わることを全て覚えなければ通用しないと思っていたが、会社によってはそうでないことが分かり、とても良い経験になった。自分が聞こうと思っても、このような話しはなかなか聞けないため、とても良い機会だったと思う。

○職業選びや自分が働くことに向けて、感じたことは?
・今日の話を聞いて、自分のやりたいこと、業種を選択して就職することは良いことであるなと感じた。もうすぐ私も3年になり、インターシップや就職活動も増えてくるため、今の時期から企業を探すことも必要だと感じた。
・県内就職か県外就職かでまだ考えている段階だが、県内にこのような企業があることを知る良い機会になった。
・なるべく自分がしたい職種に就いて、長く働けるようにしたいと思った。会社に入ってからの努力が大切なので、今から努力するクセを身につけようと思った。そして、なるべく多くの企業を調べ比較して、自分に合う企業を探すことも大切だと思った。

○これからの学習や生活で身につけたいこと、活かしたいことは?
・やりたいことを迷わずやりたいと思った。実行するためには計画も必要だが、最後の行動が一番重要だと思った。若いうちに失敗することは、後の良い経験となることが分かった。今後失敗しても良いので、行動しようと思った。
・今回の会話の中で、海外出張や海外進出の話題も多く出てきたので、特に英語に力を入れて勉強していく必要があると感じた。また、3年になり専門的な講義も増えていくので、しっかり吸収し、アウトプットまでできるようにしたいと思う。
・いろんな人と関わったり、様々な行事に参加したり、コミュニケーション能力を高めたり、なるべく多くの失敗を積んで、リスクマネージメント能力を高めたいと思った。
 

株式会社五洋電子でのジョブシャドウイング

株式会社五洋電子でのジョブシャドウイング

株式会社五洋電子でのジョブシャドウイング

株式会社五洋電子でのジョブシャドウイング

株式会社五洋電子でのジョブシャドウイング

株式会社五洋電子でのジョブシャドウイング