ジョブシャドウイング実施報告(秋田渥美工業株式会社)
ジョブシャドウイングレポート ( 秋田渥美工業株式会社 )
平成30年9月13日(木)、秋田渥美工業株式会社(横手市安本字下御所野1-11)において、ジョブシャドウイングを実施しました。同社は、渥美グループ(本社:静岡県浜松市)の一員として、ダイカスト鋳造から切削、研磨、組立一貫体制を確立し、自動用ウォーターポンプや可変バルブ、直噴エンジン向けの部品等を製造しています。
参加した学生は、システム科学技術学部機械知能システム学科2年生2名、機械工学科1年生1名、情報工学科1年生1名の計4名でした。
【概要】
佐藤部長から会社概要の説明があった後、渥美覚造代表取締役から経営者講話を頂きました。同氏は親会社である渥美工業株式会社の代表取締役会長でもあり、自動車に対する造詣が深く、世界の新車製造・販売状況や技術動向、新たなエンジン等について説明されたほか、「仕事とは・会社とは」「人生100年時代、色々なことに興味を持ち、幅を広げ、深掘りすること」など学生にアドバイスされました。その後、工場全体の見学に移り、お昼には柿崎工場長等とのランチミーティングを行いました。
午後からは、営業部・山本さんの案内で直噴エンジン部品の製造ラインなどを見学し、工作機械の作業等きめ細やかに説明頂きました。また、TPS(トヨタ生産方式)について、製造部・長崎さんから先の自主研究会で行った改善活動の発表を中心に説明頂きました。若手社員との意見交換会では、安全面が一番であること、コミュニケーションを大事にしプライドを持って良い仕事をすること等の助言があり、学生からは「仕事のやりがい」「秋田で働くことのメリット」などの質問があり、実体験を踏まえた率直な意見交換会となりました。
【学生の声】
○ジョブシャドウイングの感想は?
・初めて機械加工の工場を見学した。所狭しとマシニングセンタが並んでいて、「工場だなぁ」という印象を受けた。会長のお話では、熱効率50%のエンジンが開発されていることを知り、「会長」という職業は最新の技術を追いかけ続け、自分の会社の発展を常に求める職業であることだろうと感じた。様々なことにチャレンジしていく精神を自分も忘れないようにしたい。
・ガソリンスタンドでバイトをしている身だけあり、車には興味があって参加しました。正直、どこの部品を作っているかは初めはよく分からず、工場の人たちもただ流れ作業で作っているのかと思っていましたが、実際に話を聞いてみて、不良品を少なくすることや品質保証に徹底しているなど、仕事に対する熱意を感じました。社長さんも本当に車を愛しているんだなと思いました。
・少人数で、現場で働いている人に、直接質問できるのはよかった。工場で、どういう目的で働いているのか、やりがいなど、人ぞれぞれで勉強になった。工場見学も初めてで、見る物ばかりで、おもしろかった。
○職業選びや自分が働くことに向けて、感じたことは?
・「おもしろいこと」だけではなく、「変わっているもの」も頭に止め置くことはとても重要だし、自分もそれを活用できるようになりたい。
・どこの工場でも安全第一や品質を良くするとは言っているが、実際には口だけの会社もある・・・・。今回の秋田渥美さんのTPS(トヨタ生産方式)の話を聞いて、これから自分が見ていく会社はどのような職場環境、生産方式なのかというところまでにも目を配る。
・職業では仲間とのコミュニケーションを大切にする所や安全に仕事ができる所を選んでいき、自分が働くときには仕事がより良くなるよう考えながら働くことをしたいと感じた。
○これからの学習や生活で身につけたいこと、活かしたいことは?
・もっと専門のこと(特に加工について)を勉強したい。専門以外の分野にも視野を広げいきたい。
・英語をやはり頑張らないといけない。また、日々いろんな会社がいろんなこと始めたりしているので、経済新聞とかを見たり、情報を取り入れる。
・まだ1年で、機械についての知識がないので、これからの授業をしっかりと受けて、充実した大学生活を送りたい。海外にも行ったほうがいいと言っていたので、英語を勉強して、海外にも在学中に行きたい。コミュニケーションが大事だと言っていたので、そういう能力をもっとつけたい。
【会社概要説明】
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【経営者講話】
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【職場観察1】
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【ランチミーティング】
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【職場観察2】
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【意見交換】
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