ジョブシャドウイングレポート(株式会社たけや製パン)

 平成31年2月21日(木)、株式会社たけや製パン(秋田市川尻町字大川反233-60)において、ジョブシャドウイングを実施しました。参加者は生物資源科学部生物生産科学科の2年生2名、生物環境科学科の1年生3名、アグリビジネス学科の1年生1名の計6名です。同社でのジョブシャドウイングは、昨年に続き2回目の実施です。
 昭和26年創業のたけや製パン株式会社は、本県の製パン業界をリードし、県内シェアは6割を誇ります。昭和43年にパン業界全国一位の山崎製パンと業務提携し、製パン事業を核に和・洋菓子事業、コンビニの店舗開発事業も展開しています。
 また、関連会社には弁当の製造販売・宅配事業を行う秋田米飯給食事業協同組合、調理パンなどを製造販売する株式会社リベールがあります。
 従業員は685名で、本学の卒業生は、関連会社も含め5名が在職しています。

【概要】
 今回は、会社概要の説明、新商品の試食とアンケート、経営者講話、製造工場見学等のプログラムで実施しました。
 新商品の試食では、現在開発中の新商品数種類を準備していただき、企画課長と学生が意見を交わしながら試食し、アンケート用紙に記載された味、見た目、価格、改良点などの項目についてそれぞれの学生が回答しました。
 経営者講話では、取締役管理部長から、健康志向、経済志向、安全志向などの消費者の食の志向に関する調査結果とその推移などについて話していただきました。
 製造工場見学では、入工着に着替えて工場に入り、食パン、菓子パン、和菓子、洋菓子の各部門で製造工程や手作業の様子などを観察し、厳しい衛生管理や品質管理についても学びました。

【学生の声】
◎ジョブシャドウイングの感想は?
・消費者の知らない、製造の裏側を見ることができ、良い経験になった。工場見学では沢山の工程を見ることができた。企画、営業と作業、どちらもかみ合ってはじめて美味しいパンが生まれるのだと思った。
・インターンシップと違って、見学、聴講が中心だったので、堅苦しくなく、あまり緊張せず社員さんとコミュニケーションを取ることができた。一日ではあったが、企業について詳しく学ぶことができた。インターンシップよりも気軽に参加できるので、今後も活用して様々な企業について、内側から学びたい。

◎職業選びや自分が働くことについて、感じたことは?
・ジョブシャドウイングを通して、「食」に関わる職業に興味が湧いてきた。「食」以外の職業でも、お客さん側に寄り添う姿勢はとても大事だと思った。
・一人一人が仕事に一生懸命で、自分も何事にも懸命に取り組まなければならないと思った。実際に働く人の姿を見ることができてよかった。

◎これからの学習や生活で身につけたいこと、活かしたいことは?
・たけや製パンでも、厳しい検査があると聞き、やはり食の安全が大切なのだと分かった。食に関する仕事に興味があるので食の安全についての学習を深めていきたい。
・もっと社会のことを学ぶ必要があると思ったので、企業見学会などにも参加して、いろいろな企業や社会の情報、知識を身に付けていきたいと思う。
・受け身になって活動してしまった場面もあったので、今後の大学生活では、常に周りのことに興味、感心を持っていつでも質問できるようにしたいと思った。また、人との交流は自分の知識の幅を広げると感じたので、積極的にコミュニケーションを取るようにしたい。
 

株式会社たけや製パンでのジョブシャドウイング

株式会社たけや製パンでのジョブシャドウイング

株式会社たけや製パンでのジョブシャドウイング

株式会社たけや製パンでのジョブシャドウイング

株式会社たけや製パンでのジョブシャドウイング

株式会社たけや製パンでのジョブシャドウイング