ジョブシャドウイング実施報告 (株式会社アキタシステムマネジメント )
令和２年２月27日（木）、株式会社アキタシステムマネジメント（秋田市八橋鯲沼町１－60）においてジョブシャドウイングを実施しました。同社は、秋田市本社の創業34年のＩＴ企業で、県内を中心にＩＴコンサルティング、システム開発・運用支援、ネットワーク構築、ＩＴ機器販売等を行っており、県内唯一のＩＢＭビジネスパートナーであり、Lenovoビジネスパートナーでもあります。参加した学生は、システム科学技術学部知能メカトロニクス学科２年生１名、情報工学科１年生３名の計４名です。【概要】
始めに、菅原取締役から日程説明・会社概要の説明があり、同社の２本柱であるＩＢＭビジネスパートナー事業とLenovoビジネスパートナー事業に関連して、ＩＢＭとLenovoの関係やＮＥＣがLenovoの傘下にあること、東芝もグロ－バルに戦えなかったこと、ＩＢＭが機械を売ることからシステム開発にシフトして人工知能ワトソンを作ったことなど、コンピュータ業界に関する幅広い知識・情報を分かり易く教えていただきました。
続いて、赤沼代表取締役社長から講話をいただきました。「若い人は何を基準に就職するか」との問いに始まり、ご自身の学生時代の就職・入社に関わるエピソード、貸借対照表等を用いた会社の独立期からの発展ぶりや財務力、「人材こそが事業の源」とした社員力、目指す社長像や社員の経営への参画、社員家族への感謝等々、１時間があっという間に過ぎ去り、赤沼社長ならではの迫力あるお話でした。その後、ＯＢ小林さんの案内で社内を見学しました。ランチミーティングでは、小林さんにＯＢ佐々木さんも加わり、楽しい一時を過ごしました。
午後からは、県情報産業協会副会長でもある菅原取締役から、ＩＴ業界に関して、情報サービス産業の規模や売上高、従業員数、県情報産業協会の状況などのほか、Fortinetのサイトを見ながらサイバー攻撃の現況等を教えていただきました。続いて、高橋営業第一課長から同社の事業領域や業務方針、各部署の業務、ＩＴ系各業界の状況と職種、店舗業務ソフトの紹介や要件定義の作成手順について教えていただきました。最後の質疑応答では、小林さんに今年度入社のＯＢ近藤さんが加わって、和やかな雰囲気の中、就活や資格取得、研究室やボランティア活動、プログラム言語や英語の話など幅広い話題に丁寧に対応していただきました。
【学生の声】
○ジョブシャドウイングの感想は？
・今回初めてジョブシャドウイングに参加してみて、いつもは聞くことのできない話を聞くことができて良かった。自分から積極的に動いて情報を得ていかなければと感じた。また、自分のやりたいこと、仕事を選択する上で、可能性が広がったようにも感じた。
･経営者講話がとても興味深かった。人材育成に力を入れていることが永続的に企業を運営する鍵となると仰っていたが、それは確かにそのとおりで、強い会社を創るには次々に入社してきた人を育てて繋げていかなければならない。この話を聞いて、自分で起業するのもありだなあと思った。また、ランチミーティングや質疑応答では、ＯＢの方が丁寧に質問に答えて下さり、とても参考になった。今後にも活かしていきたい。
○職業選びや自分が働くことに向けて、感じたことは？
・ＩＴ関係の会社に入りたいと強く思った。それに当たり、人材育成がしっかりしている企業を調べ、実際に行ってみたい。今回二つの企業を回ったが、どちらも人材育成がしっかりしていた。働く土台がしっかりしていないと良いパフォーマンスができない。ジョブシャドウイングに参加する前は技術を重視していたが、今後はそれ以外にも着目して企業を調べてみたい。
・職業選びについて、自分は給料のことしか考えていなかったが、今回のジョブシャドウイングを通して、その会社はどのような仕事・取組をしているかなど、全体を見て判断するべきだと思った。また、自分が働くということは会社の「品格」に繋がっていくことを知り、自分の「品性」をもう一度見直していくべきだと思った。
○これからの学習や生活で身につけたいこと、活かしたいことは？
･自分の興味の持てることは何なのかを考えて学習を行っていきたいし、本を読むこと、コミュニケーション能力をしっかり身に付けるよう生活していきたいと思った。また、このような活動に参加したり、自分で情報を集めて、将来についてしっかり考えていきたいと感じた。
・これからは職場で求められる資格の勉強に力を入れていきたいと思った。もちろん、大学での単位も気にしながらコツコツと進めていけたら良いと思う。今までは分野の資格を取るだけで良いと考えていたが、今回のお話で「第２印象」ということを聞き、日商簿記検定や硬筆複写検定なども視野に入れていきたいと思った。
会社概要説明
経営者講話１
経営者講話２
職場観察
ランチミーティング
ＡＳＭ業務説明
質疑応答１
質疑応答２