ジョブシャドウイングレポート(秋田プリマ食品株式会社)

 平成31年2月8日(金)、秋田プリマ食品株式会社(由利本荘市石脇字赤兀1)において、ジョブシャドウイングを実施しました。今回の参加者は、システム科学技術学部機械知能システム学科2年生1名、電子情報システム学科2年生1名と生物資源科学部応用生物科学科2年生3名、3年生1名の計6名です。同社では、平成28年度から本学のジョブシャドウイングを受け入れていただいており、3度目の実施となりました。
 秋田プリマ食品株式会社は、プリマハム株式会社(東京都)の子会社で、業務用の惣菜など加工食品を製造しています。
 従業員は170名で、卒業生は3名在職しています。

【概要】
 はじめに、業務部長から会社概要等の説明を受けた後、総務・経理や資材発注などを行っている業務課の事務室に移動し仕事の説明を受けました。
 工場に入る際には、入工着に着替え、うがい、手洗い、粘着ローラーでの全身の埃の除去、眉毛シートの使用など徹底した衛生管理も体験しました。
 工場内では、品質管理課で製品の検査・分析など食品の安全性を保つための仕事について説明を受け、業務部では製造から包装、出荷など一連の工程を案内していただきました。
 ランチミーティングは、今回メンターを務めていただいた本学卒業生3名もまじえ、同社の製品をメインにした昼食をとりながら、和やかな雰囲気の中、学生生活や就職活動などの話題で懇談しました。
 伊藤友博代表取締役社長の経営者講話では、会社の目的や会社と社会の関わり、元気な会社の条件などについてお話しいただくとともに、学生の質問にも丁寧に答えていただきました。

【学生の声】
◎ジョブシャドウイングの感想は?
・普段何気なく食べている食品の製造現場を見るという貴重な経験ができた。衛生などの品質管理を徹底していて、このような企業努力のおかげで食品を安心して食べることができるのだと実感した。
・食品の製造過程を実際に見て、漠然としていた「働く」と言うことが明確になってきた。
・特に品質管理に興味があったため、実際どのように試作が行われているかや、衛生管理を行っているかなど細かい業務内容を知ることができた。

◎職業選びや働くことについて感じたことは?
・企業を研究し、将来入社する企業を選択する上で、今回のジョブシャドウイングは大変貴重な経験となった。
・食品業界はどんどん機械化が進んでいくと思われるので、それらの設計や保守などに学科の強みが活かせるのではないかと思った。
・会社は従業員や地域の人々などたくさんの人が関わってできるものだと実感した。現場を見て、人と関わってこそよりよい仕事ができると学んだ。

◎これからの学習や生活で身に付けたいこと、生かしたいことは?
・食品メーカーに就職したら、新商品開発のために様々な視点を持って取組、業務に貢献できるよう、今後は消費者目線ではなく作る側の目線で研究室実験に取り組んでいきたい。
・応用生物科学科では、食品衛生管理者の資格が取れるので、確実に取りたい。また、食品製造や衛生について本を読み知識をつけて考え方を増やしたい。
・興味を持っている食品に関しての知識に加えて、パソコンの使い方などほかのことも、得られる知識はできるだけ得ていきたい。
・経営者講話で、何かをするときに行動できる人が伸びると聞き、なかなか行動できない自分を変えようと強く思った。
 

秋田プリマ食品株式会社でのジョブシャドウイング

秋田プリマ食品株式会社でのジョブシャドウイング

秋田プリマ食品株式会社でのジョブシャドウイング

秋田プリマ食品株式会社でのジョブシャドウイング

秋田プリマ食品株式会社でのジョブシャドウイング

秋田プリマ食品株式会社でのジョブシャドウイング