ジョブシャドウイングレポート(秋田酒類製造株式会社)

 平成31年2月20日(水)、秋田酒類製造株式会社(秋田市川元むつみ町4 –12 )において、ジョブシャドウイングを実施しました。参加者は生物資源科学部応用生物科学科の1年生1名、アグリビジネス学科2年生2名の計3名です。同社でのジョブシャドウイングの実施は、昨年度に続き2回目です。
 秋田酒類製造株式会社は、昭和19年、24の造り酒屋が集まり発足しました。県内トップの出荷量を誇り、『髙淸水』は同社の代表銘柄です。日本酒、焼酎、梅酒のほか、純米酒を配合した化粧水などの化粧品「酒屋のスキル」も開発・販売しています。
 従業員は112名で、本学の卒業生は2名在職しています。

【概要】
 今回は、会社概要の説明、酒蔵(千秋蔵・仙人蔵)・作業見学、ランチミーティング、経営者講話、研究所訪問、意見交換等のプログラムで実施しました。
 地上6階建てで、効率を考え、工程ごとに最上階から下層へ送るよう設計されている千秋蔵で、酒造りの一連の工程を学び、実際の作業の様子も観察することができました。
 また、全て手作業の伝統的な酒造りを行っている仙人蔵では、作業場の様子や、併設されている資料館や多目的ホールを見学しました。
 社員食堂で行ったランチミーティングには、メンターのほかに昨年入社した本学OBも加わり、学生生活や就職活動などについて懇談しました。
 一昨年オープンした販売施設「倉//蔵(KURAKURA)」では、酒や化粧品などの商品についての説明を受け、甘酒の試飲もさせていただきました。
 経営者講話は、常務取締役生産本部長から、社会人として持っていてほしい二つの力、コミュニケーション力と突破する力についての話のほか、対人関係が難しくなっているので“心の健康”にも気をつけて欲しいといった話もしていただきました。

【学生の声】
◎ジョブシャドウイングの感想は?
・社会人の考え方や働き方なども知れ、就職活動やインターンシップなど何人かの体験談が聞けて良かった。大学生のうちに身に付けておきたい能力などの話もあってすごくためになった。
・日本酒の製造工程だけでなく、販売分野や研究所、経営者のお話など、様々な点で接してくださり、とても好感をもって受け入れてもらえていると感じた。
・製造、商品チェック、販売とさまざまな仕事の様子を見て、自分がもしこの企業に就職したら、このように働くのだろうなというイメージを持つことができた。

◎職業選びや自分が働くことに向けて、感じたことは?
・製造系や研究系などの仕事を見させていただいたが、どちらも楽しそうに働いていた。まだ自分のやりたいことが分かっていないのでよく考えていきたい。興味のある一つの分野として参加したが、良い経験になった。
・一つの会社の中でも様々な仕事があると改めて感じた。その中で、職業を選ぶ際には、仕事の内容だけでなく、会社の雰囲気や社員に対する姿勢も重視したいと思った。

◎これからの学習や生活で身につけたいこと、活かしたいことは?
・訪問を通し、改めて人間関係づくりや仕事に取り組む姿勢について考えさせられた。今後の学生生活では様々な分野や世界に挑戦し、多くのことを学ぶと共に、自分を見つめ直し、理解できるようにしていきたい。
・これから発酵の学習もするので、職の一つの可能性と考えて勉強したいと思った。また、経営者講話にあったコミュニケーション能力は十分に身に付けようと思った。

秋田酒類製造株式会社でのジョブシャドウイング

秋田酒類製造株式会社でのジョブシャドウイング

秋田酒類製造株式会社でのジョブシャドウイング

秋田酒類製造株式会社でのジョブシャドウイング

秋田酒類製造株式会社でのジョブシャドウイング

秋田酒類製造株式会社でのジョブシャドウイング