ジョブシャドウイング実施報告(株式会社ウェンティ・ジャパン)

 令和元年9月9日(月)、株式会社ウェンティ・ジャパン(秋田市中通5丁目1番51号)においてジョブシャドウイングを実施しました。両学部の学生を募集しましたが、生物資源科学部の学生の応募がなく、参加者はシステム科学技術学部知能メカトロニクス学科の2年生1名、1年生1名、電子情報システム学科の4年生1名、建築環境システム学科の1年生1名の計4名です。同社には、平成30年度にも本学のジョブシャドウイングを受け入れていただいており、2回目の実施となりました。
 また、昨年と同様、秋田大学と合同での開催となり、国際資源学部資源政策コースの2年生1名と資源開発環境コースの1年生2名の計3名が参加し、両学合わせて7名での実施となりました。 
 株式会社ウェンティ・ジャパンは、秋田市に本社を置く風力発電の専門会社で、秋田を初め東北の日本海側地域で風力発電施設の開発や施設の運営、保守・管理など関連付随事業を展開しています。2016年には三菱商事(株)などとともに秋田潟上ウインドファーム合同会社を設立し、秋田キャンパスに隣接する保安林において、国内最大級の風力発電施設を建設中で、2020年運転開始を予定しています。

【概要】 
 当日は、会社概要説明、職場見学、経営者講話、ランチミーティング、風力発電施設と建設現場の見学、意見交換のプログラムで実施しました。
 佐藤裕之代表取締役社長からの経営者講話では、県内の風車の導入状況など風力発電に関する話を中心に、風という秋田の地域資源を活用して地域を活性化したいという熱い思いの伝わる話をしていただきました。
 午後は、秋田市向浜に移動し、日本製紙と共同で設置したGE社製の2500kw級風車3基を見学しました。風車の内部にも入れていただき、メンターから風車の規模や仕組み、発電制御装置など内部構造やメンテナンス方法などの説明を受けました。
 その後、秋田湾の風車の部材の保管場所に移動し、組み立て前のブレード、ナセル、タワーなどを間近で見学するとともに、風車建設の行程について詳しく説明していただきました。

【学生の声】
◎ジョブシャドウイングの感想は?
・普段近くで目にすることができない風力発電機を触らせていただけたり、見学、説明していただける非常に興味深い一日でした。
・一番印象的だったのは、社長さんの地域のものを地域に還元しようという強い志です。社員の方々も皆さんが少しでも世界を良くしようという共通の志を持って仕事に取り組まれているのはとても良い事だと感じた。

◎職業選びや自分が働くことに向けて、感じたことは?
・職場の方は佐藤社長を含めてどの方も楽しそうにしていました。私はそれが自分の持っているものを活かして仕事ができているからではないかと思いました。将来、自分が仕事で活かせるものを大学生活で作ろうと思いました。
・どの職業、会社でも人の役に立たない企業はないと思うが、個人個人が社会のためという考え方や理念を持ち、意識しながら行動することで成長できるという風に受け止めた。

◎これからの学習や生活で身につけたいこと、活かしたいことは?
・経営者講話で、新聞を読み多くの情報を集めることが大切だと教わった。これからは図書館を利用するなど多くの情報を集める習慣を身に付けたい。
・自分から情報収集する機会を増やしたい。今までは興味ある分野のみを調べていたが、社会に出てからは他の分野のことも知っておくことで幅広い考えを持つことができると思う。新聞を見ることから始めて、社会のことや日本の工業の現状など多くのことを学んでいきたい。
 

会社概要の説明
会社概要の説明

職場見学
職場見学

 

経営者講話①
経営者講話①

経営者講話②
経営者講話②

風力発電施設と建設現場の見学①
風力発電施設と建設現場の見学①

風力発電施設と建設現場の見学②
風力発電施設と建設現場の見学②

風力発電施設と建設現場の見学③
風力発電施設と建設現場の見学③

風力発電施設と建設現場の見学④
風力発電施設と建設現場の見学④