ジョブシャドウイングレポート（株式会社池田）

ジョブシャドウイングレポート（株式会社池田）

　平成30年9月19日（水）、株式会社池田（由利本荘市川口字八幡前261）において、生物資源科学部の学生を対象にジョブシャドウイングを実施しました。同社でのジョブシャドウイングは初めてで、参加者は生物生産科学科の１年生１名、アグリビジネス学科の１年生３名の計４名です。
　株式会社池田は、由利本荘市を拠点に、池田グループとして、農業資材・農薬販売、農業法人、農産物直売所、無人ヘリコプターによる防除など農業・環境関連のほか、調剤薬局、介護施設などの事業を展開しています。
　本学の卒業生は、現在6名が在職しています。

【概要】
　会社概要・事業概要の説明では、経営管理副本部長から池田グループの「食」、「健康」、「暮らし」３分野の業務全般を、本学ＯＢの方々からは、農業関連事業や今春入社してから今までの業務や感想などを話していただきました。
　経営者講話では、池田憲亮代表取締役副社長から経営理念や計画しているプロジェクトの話のほか、「これからは女性が社会の現場で活躍できる時代。夢を持って仕事を選んでほしい。」などの学生へのアドバイスもいただきました。
　本荘営業所へ移動し、倉庫内で資材の保管・管理状況などの説明を受けた後、ヘリ飛行場へ移動し、ドローンと無人ヘリコプターによる農薬散布の実演を間近で見学しました。
午後は、農業法人「(株)重兵衛」と「フレッシュグリーン」（農産物直売所と食堂）を訪問し、「重兵衛トマト」の栽培施設などを見学したあと、本社に戻り、意見交換を行い当日の日程を終えました。

【学生の声】
◎ジョブシャドウイングの感想は？
・農業に関わる仕事をしたいと考えていたが、はっきりとしたものが分からなかった。しかし、今回の訪問で、様々な農業への関わり方を学ぶことができた。無人ヘリやドローンをこんなに間近で見たのは初めてでとても興奮した。楽しみながら学べてよかった。
・将来、自分がやりたいことに深く関わりのある会社なので、いろいろなことに興味を持つことができた。積極的に気になる箇所を質問することができ、また、社員さんとも良好にコミュニケーションがとれた。

◎職業選びや自分が働くことに向けて、感じたことは？
・秋田の農業に携わりたいと思っているが、農業にもたくさんの分野があって、大学の学びだけでは足りない部分もあるのだと感じた。研究したいことと、仕事にしたいことは別でもいいのではと考えるようになった。
・「農」だけでなく「健康」や「暮らし」の面でも自分の手で改善させたいと考えているので、全てが詰まったこの会社は魅力的であった。
・大学に入学してから、働くことにあまり良いイメージがなく、大変そうとばかり思っていたが、業務内容や仕事場を見せていただいたり、社員の皆さんの生の声を聞くことができ、働くことがとても楽しそうだと感じた。

◎これからの学習や生活で身につけたいこと、活かしたいことは？
・経営者講話の「素直、感謝、謙虚」はどの場においても必要だと感じた。他の内容も食にとらわれるものではなく、今からでもできることだと思う。また、勉学も必要だ。池田さんで農薬等に関わる知識を必要としているように、大学での勉強は将来の職業で必ず役立つと思う。
・食と農の関わりや様々なことへの連携について、もっと多くの現場を見て学びたい。さらに農業に関する様々な経験や知識が必要になるということがよく分かったので、大学生活でしっかり身に付けて行きたい。