ジョブシャドウイングレポート(株式会社五洋電子)

ジョブシャドウイングレポート(株式会社五洋電子)

 

 

 平成30年2月21日(水)、株式会社五洋電子(潟上市天王字鶴沼台43-224)において、ジョブシャドウイングを実施しました。同社は、秋田県と宮城県に工場を持ち、海外・国内向け電子機器の開発・製造を行っている日立グループの企業です。秋田では主に業務用無線端末などの無線通信機器や半導体・液晶露光装置などの電子応用機器を製造しています。ジョブシャドウイングの参加者は、システム科学技術学部電子情報システム学科1年生2人、2年生2人及び機械知能システム学科1年生1人の合計5人です。
 初めに日程説明と会社の業務内容の説明があり、「EMS事業(Electronics Manufacturing Service)」などの説明がありました。また力を入れて進めているという「働き方の取り組み」についても紹介がありました。
 続いて、生産技術部の三浦吉陽さん(本学機械知能システム学科2011年卒)から工場の自動化設備の紹介や業務内容、現在開発に取り組んでいる設備機器などについて詳しく説明していただきました。午後は工場内で、実際に部品自動挿入ロボットや自動調整・自動測定ハンドリングロボットが稼働している様子を間近に観察しました。
 経営者講話では、取締役でHARRISビジネス本部長の世良康雄さんから会社の方針・戦略について紹介があり、自らの体験も踏まえ、役員としての責任や社員に対する思いなどについてお話しいただきました。学生からは、これまでの経験から学んだことはどのようなことか、企業の武器となる特許は何か、企業では戦略期間を何年としているかなど様々な質問が出され、活発に意見交換が行われました。
 今回のジョブシャドウイングでは、自動化設備の開発・導入の紹介や工場内で実際にロボットにより作業の効率化が図られている様子を観察することができました。将来職業を選択するときの参考にしてほしいと思います。

 

◎ジョブシャドウイングの感想は?
・親切でにこやかに対応してもらったのでとても楽しかった。仕事の現場を実際に見学する機会はめったにないので、ジョブシャドウイングに参加することができてよかった。
・産業用ロボットを近くで見られたのでよかった。仕事を始めるときに研修などがしっかりしていることを聞いて安心した。もっと勉強が必要だと思った。
・経営者講話で座右の銘「若い時の苦労(失敗)は買ってでもせよ」という言葉はとても心に響いた。

 

◎職業選びや自分が働くことに向けて、感じたことは?
・福利厚生がしっかりしていることが長く働き続けるための大きなポイントだと思った。会社を選ぶときは、技術指導などの研修を行っているところが、一番業務に慣れやすいのでいいと思った。
・年次休暇や働き方改革で労働者に対するしっかりした考えを持っている企業を選択しようと思った。

 

◎これからの学習や生活で身につけたいこと、活かしたいことは?
・何事にも興味を持って取り組む姿勢を忘れないように生活していきたい。
・やるべきことをしっかりやること、最後まで取り組み経験にすること、というのがとても大切だと思った。
・大学(機械知能システム学科)では機械については学ぶが、電子に関してあまり学ばないので両分野を幅広く勉強していきたい。人前でも堂々と話せるようなプレゼンテーション能力を身につけたい。

 

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