ジョブシャドウイングレポート(DOWAセミコンダクター秋田株式会社)

 平成31年3月7日(木)、DOWAセミコンダクター秋田株式会社(秋田市飯島字砂田1番地)において、ジョブシャドウイングを実施しました。同社は、DOWAホールディングスグループの事業会社であるDOWAエレクトロニクス(株)の100%出資子会社で、家電製品や最先端医療機器などのセンサーに搭載されている高純度ガリウムを原料とする半導体基板等を製造しています。参加した学生は、システム科学技術学部機械知能システム学科2年生1名、電子情報システム学科2年生3名の計4名です。

【概要】
 開始に先立ち、企画室・三浦さんの指導でリラックス運動を行い、緊張を解しました。その後、三浦さんに加え同室の平野さん、本学OBのLED製造部・加賀谷さん及び基板製造部・佐々木さんから、組織や半導体事業の沿革等の会社概要、業務内容について説明がありました。続いて、由利本荘市出身である中村代表取締役社長から、半導体市場の動向やDOWAの求める人材像、DOWAエレクトロニクスの戦略や強みなどについてお話し頂き、学生からは人材育成の取組などについて質問がありました。
 工場見学ツアーでは加賀谷さん・佐々木さん両OBの案内の下、ガリウムヒ素基板やLED等の各製造工程を無塵服に着替え観察しました。和やかなランチミーティングの後は、業務体験に取り組みました。参加学生は、顕微鏡を覗きながら手動で半導体を基板に乗せたり、LED配線をしたりと細かい作業に真剣に取り組み、大いに興味を持ったようでした。最後に意見交換を行い、大学院に進学して良かったこと、就活のために行うべきこと等の質問がありました。

【学生の声】
○ジョブシャドウイングの感想は?
・確かに感動した。加工、生産現場を直に見ることができた。大卒の人の話を聞くことができた。会社について調べたとき、インターネットから情報を多く引き出すことができなかったので、直接見学して知ることができた。
・ウエハやLEDの製造ラインを見るのは初めてだったので、とても新鮮でおもしろかった。見学も楽しかったが、業務体験が一番印象に残った。細かい作業を続けて行うのは大変そうであるが、一つの製品を仕上げる達成感を少し味わうことができた。
・実際の業務を体験し、どんなことをやるのか体感できたのが良かった。見ている分には簡単そうにやっていることでも、やってみると難しかった。そのギャップを知ることができたのは、とても良かった。

○職業選びや自分が働くことに向けて、感じたことは?
・様々な経験から幅の広い視野を身につける。自分が興味関心を持つものを深く探求する。チームの中でやる気を持ち、様々な刺激を素直に受け止め、チームのために自己を成長させる。
・大学生として、勉強していく毎に専門分野について詳しくなっていく反面、視野が狭くなってしまうこともあると話されていた。視野が狭くなってしまわないよう新聞に目を通すことを忘れず、他人とたくさん交流していきたいと思った。
・企業が求める人材として、物事を受け止めて自分を活かす力や、チームを組めるほどの親しみやすさや、責任感を持ってやり抜く力も必要だと感じた。チーム内でできないことよりも、自分には何ができるか常に考え続け、実行する力も必要なんだということが分かった。

○これからの学習や生活で身につけたいこと、活かしたいことは?
・内省をする時間を10分程度作る。自分の意見を人前で話す。CADを使えるようにする。
・本当にやりたいことを自問自答しながら日々勉強する。
・様々な経験をして、その中で自分の軸を作っていけるようにしたいと思う。
 

DOWAセミコンダクター秋田株式会社でのジョブシャドウイング

DOWAセミコンダクター秋田株式会社でのジョブシャドウイング

DOWAセミコンダクター秋田株式会社でのジョブシャドウイング

DOWAセミコンダクター秋田株式会社でのジョブシャドウイング

DOWAセミコンダクター秋田株式会社でのジョブシャドウイング

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