ジョブシャドウイングレポート(ニプロファーマ株式会社大館工場)
ジョブシャドウイングレポート(ニプロファーマ株式会社大館工場)
平成30年8月29日(火)、ニプロファーマ株式会社大館工場(大館市二井田字前田野5-7)において、生物資源科学部の学生を対象にジョブシャドウイングを実施しました。同社でのジョブシャドウイングは初めてで、参加者は応用生物科学科の1年生4名、生物生産科学科の1年生1名の計5名です。
ニプロファーマ株式会社は、ニプロブランドのジェネリック医薬品の製造や医薬品の受託製造を行っており、国内外90社以上からの受託製造実績は国内ナンバーワンです。訪問した大館工場は、同社最大の生産拠点で、主に注射剤のキット製剤全般を製造しており、本学の卒業生は8名が在職しています。
【概要】
当日は、総務課長からの「製薬企業の社会的責任」と題した講話、人事担当者から会社概要の説明の後、工場見学では、注射剤のキット製剤の製造ラインを見学しました。
続いて、品質管理課に勤務する本学OBの佐藤さんからは、製品の品質管理に関し、検査など業務内容の説明のほか、大学生活や就職についてのアドバイスもいただきました。
ランチミーティングでは、佐藤さんや人事担当者と昼食をとりながら、会社や仕事のこと、学生生活などを話題に懇談しました。
午後は、品質管理課が入っている建物に移動し、品質管理について説明を受けながら、実際に試験分析を行っている現場を観察させていただきました。
【学生の声】
◎ジョブシャドウイングの感想は?
・ジョブシャドウイングに参加してみて、働く姿を見ることができとてもいい経験になった。研究職や分析する仕事に就きたいと考えているので、将来このような形で仕事をするのだという具体的なイメージを持つことができた。
・直接いろいろなことを聞くことができたので、インターネットで調べるよりも、多くの価値のあることが聞けたと感じた。実際に働いている人の声を聞くことができたので、よい経験になったと思う。疑問に感じたことをすぐに聞くことができるので楽しかった。
・医薬品に興味があり、その業界で働きたいと思っているので、今回のジョブシャドウイングは非常に良い経験になった。中でも医薬品の品質管理の現場を見ることができてよかった。
◎職業選びや自分が働くことに向けて、感じたことは?
・人のため、社会のためになることが働くことに直接的につながっていてよいと思った。医療・医薬はそのような点で選択肢の大きな一つであるのかなと思った。
・医薬品などの仕事に就きたいと思っていて、今回話を聞いたことで、さらに医薬品の仕事に興味を持つことができた。また、自分に向いている仕事かも知れないと感じた。
・今までは社会人としての自分が想像できなかったが、今回ジョブシャドウイングを体験してみて、実際に職場で働いている人たちの姿を見て、意見を聞き社会人としての心構えなどがよく学べた。
◎これからの学習や生活で身につけたいこと、活かしたいことは?
・勉強も大切だが、職員の方が話されていたように、今は大学生だからできることに挑戦してみたい。できるだけ多くのことを経験して様々なことを自分に吸収させたい。
・勉学に熱心になるのはもちろん、学外のことに関しても取り組んでいきたい。コミュニケーション能力だけでなく語学関係のスキルを高めていきたい。自分の個としての能力を上げると同時に他との友好な関係を築き、目標を達成させるといった能力も身につけていきたい。
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