ジョブシャドウイング実施報告 (株式会社タニタ秋田 )

 令和2年2月6日(木)、株式会社タニタ秋田(大仙市堀見内字下田茂木添28-1)においてジョブシャドウイングを実施しました。同社は計測器大手メーカー株式会社タニタの子会社であり、タニタグループ唯一の国内生産工場です。体組成計などの各種計量機器や医療機器の設計から部品加工、製品組立、出荷、アフターサービスまで一貫して行っています。参加した学生は、システム科学技術学部知能メカトロニクス学科1年生2名、情報工学科1年生2名、建築環境システム学科2年生1名、経営システム工学科1年生2名に秋田大学1名を加えた計8名です。
【概要】
 始めに、樫尾代表取締役社長より講話をいただきました。はかりやタニタの歴史に続き、グローバル社会の中で広く世の中を見ることや、元気な挨拶を始めとする組織人としてのコミュニケーション能力を身に付けるよう助言がありました。その後、同社のプロモーションビデオを視聴し、総務の山田さんから同社の沿革や生産品目等の説明を受けた後、広い工場内を見学しました。若手職員とのランチミーティングでは、名前の読み方で大いに盛り上がり、参加者は同社の和やかな雰囲気を感じ取ったようでした。休憩を取った後は職場観察に移り、Arduinoを使ったプログラム体験グループと製品原価見積等の作成体験グループに分かれて行われ、実務の一端に触れる貴重な体験となりました。最後の質疑応答では、金属プレスの回数や新商品の開発手順、中国拠点との違いや人事配置等について活発な質問が為され、丁寧に答えていただきました。

【学生の声】
○ジョブシャドウイングの感想は?
・タニタ秋田は製造からアフターサービスまでを一貫して行っており、生産設備も外に発注していないと知り驚いた。外に発注せずに内で完結させることによって、独自の技術を守っていると知れて良かった。また、新商品ができるまでの流れや原価見積もりの方法、生産管理を知ることができて良かった。
・タニタ秋田の工場内を見学して、普段何も考えずに使っていた体重計などの開発・製作には多くの時間と技術が必要だと分かった。製品を作っているところを見学するという貴重な体験ができて良かった。

○職業選びや自分が働くことに向けて、感じたことは?
・職業の選択は自分の人生に大きな影響を与える重要なことの一つだ。今日の話にもあったとおり、自分がやりたい仕事は何か、どれが自分に向いているかを見極めることが大切だと思う。
・社長の講話や技術グループの方の話の中で、コミュニケーション能力・やる気という言葉が多く出てきた。また、自分が何をしたいのか、何に適性があるのかを考え、入社後も知見や視野を広げることが大切と仰っていた。そのため、大学での知識を深め経験を積む中で、自分のしたいことを改めて考えて、将来の職業選択に活かせるようにしたい。

○これからの学習や生活で身につけたいこと、活かしたいことは?
・最近、面倒だから後からやろうと思って、やらないで終わってしまうことが多々あったので、「改善の心」にもあるように、すぐに言い訳せず行動したいと思った。学習面では、自分の専門にしたい分野をさらに磨いて、グローバルな時代でもあるので、英語は最低でも準2級以上のレベルも読めるよう英語の学習も頑張りたいと思った。
・今回のジョブシャドウイングなども含めて、色々な人達と関わる機会や体験にもっと積極的に取り組み、それらから得られた知識や経験を大切にしていきたいと思った。普段接することのない人達と交流することで、自身の価値観が良い意味で変化したと実感したので、残りの大学生活を悔いのないよう色々なことに挑戦したいと思えるモチベーションに繋がったと感じている。

 

株式会社タニタ秋田でのジョブシャドウイング
経営者講話

株式会社タニタ秋田でのジョブシャドウイング
職場観察1

株式会社タニタ秋田でのジョブシャドウイング
ランチミーティング

株式会社タニタ秋田でのジョブシャドウイング
職場観察2

株式会社タニタ秋田でのジョブシャドウイング
職場観察3

株式会社タニタ秋田でのジョブシャドウイング
質疑応答