ジョブシャドウイングレポート(株式会社ウエンティ・ジャパン)

ジョブシャドウイングレポート(株式会社ウエンティ・ジャパン)

 

 平成30年9月12日(水)、株式会社ウェンティ・ジャパン(秋田市中通5丁目1番51号)において、両学部の学生を対象にジョブシャドウイングを実施しました。参加者はシステム科学技術学部機械知能システム学科2年生1名、電子情報システム学科2年生1名、経営システム工学科1年生2名、生物資源科学部生物環境科学科の2年生2名、1年生1名の計7名です。
 また、同社でのジョブシャドウイングは秋田大学と合同で行い、理工学部システムデザ
イン工学科の3年生1名と国際資源学部国際資源学科の3年生1名も参加しました。 
 株式会社ウエンティ・ジャパンは、秋田市に本社を置く風力発電の専門会社で、秋田を初め東北の日本海側地域で風力発電施設の開発や施設の運営、保守・管理など関連付随事業を展開しています。2016年には三菱商事(株)などとともに秋田潟上ウインドファーム合同会社を設立し、秋田キャンパスに隣接する保安林で、国内最大級の風力発電施設を建設中で、2020年運転開始を予定しています。

 

【概要】 
 当日は、会社概要説明、職場見学、経営者講話、ランチミーティング、風力発電施設見学、意見交換の日程で実施しました。
 佐藤裕之代表取締役社長からの経営者講話では、県内の風車の導入状況など風力発電に関する話のほか、秋田県の現状や地域おこしの取組など、秋田の地方創生に賭ける熱い思いの伝わるさまざまな話をしていただきました。
 午後は、秋田市向浜に移動し、日本製紙と共同で設置したGE社製の2500kw級風車3基を見学しました。メンターから風車の規模や仕組み、運転状況などの説明を受けた後、風車内部に入りGEの社員の方から発電制御装置など内部構造の説明を受けました。
 その後、本社に戻り、佐藤社長と意見交換を行い、参加者全員が質問したり意見を述べました。

 

【学生の声】
◎ジョブシャドウイングの感想は?
・風車や会社についてのこと、これからの秋田と日本について学んだ。社会ではどんなことが求められているのかをみきる能力を身に付けるべきと考えた。風車を間近にみて、巨大な事業であることを改めて実感した。
・風車の仕事を考えることによって、将来のエネルギーのことを見通すヒントを得ることができた。企業と仕事についての理解が深まった。
・別のプログラムで企業訪問をいくつかした。ジョブシャドウイングは一日だけだが、訪問した企業についてより深く知ることができた。次回のジョブシャドウイングも興味のある企業があれば、参加しようと思った。

 

◎職業選びや自分が働くことに向けて、感じたことは?
・自分が求められる分野は何なのか、確認する必要があると感じた。さらに、能力を身に付け、強化しないといけないとも思った。
・「風力発電」と聞くと設計のことを思い浮かべていたが、様々な仕事が重なり合って1基の風車が建っていることを知った。設計以外にも自分ができる仕事がたくさんあるのではないかと思った。
・職業選びについて、やはり考えていくべきは「今」ではなく「将来」だということが分かった。
・社員の皆さんは自分の仕事について熱く話をしてくださり、自分の仕事に誇りを持って働いている姿に感銘を受けた。私も近い将来には就職し、何らかの仕事をすることになると思うが、誇りと熱量を持ちたい。

 

◎これからの学習や生活で身につけたいこと、活かしたいことは?
・物事を考えていくためには、柔軟な発想と明確な知識が必要だと思った。
・どのような分野に進みたいかはある程度決まっているが、この企業訪問も含め様々なものを経験し、幅広く知識を身に付け、将来に役立てていきたい。
・疑問に思ったことを積極的に聞いたり、メモすることができた。これから先の講義や就職活動でも必要になると思うので、質問の仕方、メモをとるスキルを伸ばしたい。「ただ聞く、メモをする」だけではいけないと感じた。
・周囲の人とのコミュニケーションや消極的な姿勢を改善することなどたくさんの課題があるが、一つ一つ改善して身に付けて行きたいと思う。今後企業で働く上でも、プレゼンテーション能力は必要だと思ったので身に付けたい。

 

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