ジョブシャドウイング実施報告(秋田プリマ食品株式会社)

 令和2年2月6日(木)、秋田プリマ食品株式会社(由利本荘市石脇字赤兀1)において、システム科学技術学部と生物資源科学部、両学部の学生を対象にジョブシャドウイングを実施しました。参加者は、システム科学技術学部機械工学科2年生2名と生物資源科学部応用生物科学科2年生2名、生物生産科学科1年生1名、生物環境科学科2年生3名の計8名です。同社では、平成28年度から毎年度、本学のジョブシャドウイングを受け入れていただいており、4度目の実施となりました。
 秋田プリマ食品株式会社は、プリマハム株式会社(東京都)の子会社で、業務用の惣菜など加工食品を製造しています。
 従業員は180名で、本学の卒業生は3名在職しています。

【概要】
 はじめに、業務課長から会社概要等の説明を受けた後、総務・経理や資材発注などを行っている業務課と、品質管理課の2課が入っている事務室に移動し、社員の方々の仕事の様子を観察しながら、品質管理課の業務を中心に説明を受けました。
 工場に入る際には、入工着に着替え、体温チェック、手洗い、手指殺菌、粘着ローラーでの全身の埃の除去、眉毛シートの使用など徹底した衛生管理も体験しました。
 工場内では、品質管理課で新商品の開発や製品の検査・分析など食品の安全性を保つための仕事について説明を受け、製造課では製造から包装、出荷など一連の工程を案内していただきました。
 ランチミーティングは、今回メンターを務めていただいた本学の卒業生3名もまじえ、同社の製品をメインにした昼食をとりながら、仕事、福利厚生や学生生活などの話題で懇談しました。
 経営者講話は、社用のため対応いただけなくなった伊藤友博社長に代わって徳井利行常務取締役業務部長に行っていただきました。他の製造業と比較した食品製造業の位置づけなどについてお話しいただくとともに、学生の質問にも丁寧に答えていただきました。

【学生の声】
◎ジョブシャドウイングの感想は?
・食品業界の現状や課題などを、実際にそこで働いている人達から聞くことができるよい機会だった。また、職場の雰囲気なども聞くことができ、就職活動での職業選びの決め手の1つにも繋がると思った。
・製造の工程を間近で見たり、品質管理の様子を見たりと今までに体験したことのないことばかりだった。元々食品業界に興味を持っていたので、実際に働いている人の話を聞くことができ、得られるものが大きかったと思う。このジョブシャドウイングに参加することができて良かった。

◎職業選びや働くことについて感じたことは?
・職業選びに必要なことは早い内から将来を見据えた行動をとることだと思った。職業選びの前に自分が将来どのような職業に就きたいか明確にする必要があり、そのためには自己分析及び企業に関しての研究を行っておく必要があると思う。
・実際に働いている人の姿勢や、声を聞くことでホームページだけではわからないことが知れてためになった。自分が働くイメージは今まで全然持てなかったが、今回の経験を機にイメージを持つことができた。

◎これからの学習や生活で身に付けたいこと、生かしたいことは?
・今回のジョブシャドウイングでは、積極的に質問したり試食したりできた。この積極性を学校生活やインターンシップなどにも活かしたい。
・説明してくださった方々の説明がとてもわかりやすかった。今の自分は人前に立つだけで緊張から上手に話せなくなるので、今回説明してくださった方々の話し方を手本に、話すスキルを身に付けていきたいと思った。

秋田プリマ食品でのジョブシャドウイング
会社概要等の説明

秋田プリマ食品でのジョブシャドウイング
品質管理課の観察

 

秋田プリマ食品でのジョブシャドウイング
検査・分析等の観察

秋田プリマ食品でのジョブシャドウイング
製造課の観察①

秋田プリマ食品でのジョブシャドウイング
製造課の観察②

秋田プリマ食品でのジョブシャドウイング
経営者講話