ジョブシャドウイングレポート(DOWAセミコンダクター秋田株式会社)

ジョブシャドウイングレポート(DOWAセミコンダクター秋田株式会社)

 

 

 平成30年3月9日(金)、DOWAセミコンダクター秋田株式会社(秋田市飯島字砂田1番地)において、ジョブシャドウイングを実施しました。
 同社は、家電製品や最先端医療機器などのセンサに搭載されている高純度ガリウムを原料とする半導体基板などを製造しています。参加した学生は、システム科学技術学部電子情報システム学科1年生4人です。
 経営者講話では、中村良一代表取締役社長から「企業が求める人材」や「DOWAの事業と技術の紹介」などお話しいただきました。限定された市場で100パーセント独占を目指すという戦略や半導体材料メーカーとしての3S(ソース・装置・速度)の強みについてもわかりやすく説明していただきました。引き続き本学OBの加賀谷さんの案内で、LED製造工場に移動し、工場の概要を説明していただきました。
 お昼は、社長はじめ職員の皆さんとランチミーティングを行い、和やかな雰囲気の中で意見交換が行われました。午後は、工場のクリーンルームで各製造工程を観察したほか、加賀谷さんの課長としての日ごろの仕事内容や開発部署での仕事についても詳しく紹介していただきました。また、手動によるLEDの配線作業を体験しましたが、集中力を必要とする細かい作業に学生は興味を強く持ったようでした。
 意見交換では、学生から大学院卒業の社員数は何名か、少子高齢化社会だが会社では高齢者と新卒者のどちらを採用する方向かなど質問が出されました。また、会社に入り学生の時と違うのはどういうことか、就職する前に身に付けておいた方が良いことは何かなどという質問もあり、社長や社員の皆さんからは、それぞれの体験をもとに一つひとつ丁寧にアドバイスしていただきました。
 メンターをしていただいた本学OBの加賀谷さんは、このジョブシャドウイングでは職場の雰囲気を感じ、働くということを後輩に伝えたかったと話していました。学生の皆さんには将来秋田での就職を考える際の参考にしていただきたいと思います。

 

◎ジョブシャドウイングの感想は?
・初めてのことが多く、新鮮な体験をすることができて非常によかった。LEDの配線をするのもとても面白く、実習をもっとしたいと思った。
・半導体製品の製造過程を深く学ぶことができた。特にLEDの金線を張る実習をさせていただいたときは緊張もしたがやってみると面白かった。
・まだ将来の明確な目標は定まっていないが、社会人に求められる力として「コミュニケーション力」の重要性や広い視野をもって様々な経験を積んでおくことの大事さを学んだ。


◎職業選びや自分が働くことに向けて、感じたことは?
・職業を選ぶときは、自分が興味や関心があることや自分が生き生きと働けるような職業を選べば良いのではないかと感じた。
・大学で学んだことはその一つの分野だけでなく、色々な分野に対応できることを知り、勉強も頑張ろうと思った。
・働くということは大変なことだとあらためて感じた。管理職の働く日程などを見させていただいたがメールの処理、製造日程の作成などパソコンを見たときに一目で大変な作業だと思った。製造過程でも慎重な作業が求められているのでどんな仕事でも難しいことをしているのだと感じた。


◎これからの学習や生活で身につけたいこと、活かしたいことは?
・就職するまでに論理的思考力や論理的な話し方を身に付け、話や説明が飛躍しないようにしたいと思った。これからは勉強だけでなく様々な体験をして柔軟な対応力やコミュニケーション力を身に付けたいと思った。働いてみると自信を無くしたりすることがあると聞いたが、へこたれないメンタルなども身に付けたいと思った。
・働くために、大学では論理的な話し方やレポートの書き方、いろいろな道を幅広く知ることをやると良いと言われたので、これらを意識して生活していきたい。
・第一に身に付けたいと思ったのはコミュニケーション力である。仕事は多くの人が互いに協力し合って進めていくものであり、和を乱すような態度は周りの士気にも影響してしまう。

 

20180309_03.jpg 20180309_02.jpg 
20180309_01.jpg 20180309_04.jpg 
20180309_05.jpg 20180309_06.jpg 
20180309_07.jpg 20180309_08.jpg 
20180309_09.jpg 20180309_10.jpg