ジョブシャドウイングレポート(秋田プリマ食品株式会社)

ジョブシャドウイングレポート(秋田プリマ食品株式会社)

 

 

 平成29年9月20日(水)、秋田プリマ食品株式会社(由利本荘市石脇字赤はげ1)において、ジョブシャドウイングを実施しました。秋田プリマ食品株式会社は、プリマハム株式会社(東京都)の子会社で、業務用のそう菜など加工食品を製造しています。従業員は180名で、卒業生は3名在職しています。今回の参加者は、システム科学技術学部機械知能システム学科1年生1名、経営システム工学科2年生1名と生物資源科学部応用生物科学科2年生2名、アグリビジネス学科1年生1名の計5名です。
 はじめに、業務課長から日程と諸注意について説明があり、続いて伊藤友博代表取締役社長から経営者講話を行っていただきました。
 経営者講話では、会社設立の経緯や製造している商品の紹介とその製造工程について詳しく紹介していただき、秋田らしさを出すために秋田産米や比内地鶏を使用した商品も開発していることについても紹介がありました。質疑応答では「人生はいいことばかりではなく、上昇したり下降したりする。失敗は誰でもする。それを糧にして上を目指すことが大切」とアドバイスがありました。
 最後にジョブシャドウイングを振り返り、社長、製造課長及び業務課長との意見交換が行われ、学生からの感想や質問に丁寧に答えていただきました。学生は秋田プリマ食品株式会社の実際の現場を観察し、食品加工会社について理解を深めた様子でした。

 

◎ジョブシャドウイングの感想は?
・食品会社を訪問したのは初めてで、工場の中を見るのも初めてだったが、品質管理の厳重さに驚いた。機械で人体に悪影響なものはないか検査し、人でも検査して安全が保たれているのは、いろいろな人の協力があって成り立っているのだと思った。
・会社のことだけでなく、地域に貢献するという話や学生と社会人の違いといった話を聞くことができてよかった。
・編入学前の栄養士の勉強や編入学後の今の勉強が、企業でいろいろな形で使われていることを感じた。
・インターネットで事前に調べていた製品について、そのものの作り方、工夫などを見ることができた。実際に企業を訪れたからこそ、製造機械や現場の声を知ることができた。

 

◎この経験を今後の学生生活にどう行かしたいと思いますか?
・地域の人と連携を深める。
・人手不足で機械はいろいろな分野に必要とされていると思った。日ごろからどのようにしたらもっと便利で効率がよくなるか考え、機械に応用できるように学ぶ。
・食品関係の会社でも、作る製品によって工程や衛生管理に違いがあることが分かった。将来食品関係の仕事に就きたいと考えているので、企業研究をしていきたい。
・殺菌操作後に残った菌を増殖させないことなどの細かな意識は、今後、大学での実験操作にも活かせると思う。
・失敗を恐れずにやれば、いい経験ができると感じることができたので、これからも進んで挑戦したい。

 

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