ジョブシャドウイングレポート(エイブリック株式会社秋田事業所)

ジョブシャドウイングレポート(エイブリック株式会社秋田事業所)

 

 

 平成30年3月7日(水)、エイブリック株式会社秋田事業所(大仙市大曲西根字鳥居58-2)において、ジョブシャドウイングを実施しました。
 秋田事業所は、民生機器や携帯端末などに使用する半導体のパッケージング中心とする後工程製造を行っています。参加した学生は、システム科学技術学部機械知能システム学科1年生2人、電子情報システム学科2年生1人、1年生2人、経営システム工学科2年生1名の合計6人です。
 会社概要として、後工程製造部の牧野宏保部長から半導体製造の沿革や使用例などについて分かりやすく説明していただきました。午前の職場観察では、クリーンウェアに着替えて工場内に入り、メンターから半導体製造の各工程について詳しく説明を受け、じっくり観察させていただきました。
ランチミーティングでは、会社の方々との意見交換が行われ、当時と今の学生生活の違いなどの話に大いに盛り上がりました。
 午後は、前村好士執行役員製造本部長から経営者講話を行っていただきました。「大学に入って何が変わったか」「就職して何が変わると思うか」について意見交換があり、前村執行役員ご自身の体験をもとに学生にアドバイスをいただきました。最後に、何にでも疑問を持つ、常に行動する、誰とでも交わるなど「未知の世界の五箇条」についてご紹介いただきました。
 午後の職場観察では、製品の改善対策などを検討するプロセス改善会議を観察し、緊張感漂う雰囲気を体験させていただきました。全体の意見交換では、学生から社員の県内出身者の比率や新入社員への研修制度などについての質問や大学院卒に対する企業の考え方のほか、秋田での事業の経緯など活発に質問が出され、会社の皆様から一つひとつ丁寧にアドバイスをしていただきました。
 今回のジョブシャドウイングでは、低消費電流、定電圧動作、超小型パッケージ技術を強みにしている半導体製造企業の現場で働く人たちの様子を観察し、その人たちの熱い思いに触れることができました。将来秋田での就職を考える際の参考にしていただきたいと思います。

 

◎ジョブシャドウイングの感想は?
・初めて半導体の製造・加工を行う工場を見学した。製品の品質管理のため、厳重なセキュリティや作業服、目視での検査の徹底、湿度管理等を行っているのが印象的だった。
・工場見学、ランチミーティング、プロセス改善会議を見学させてもらい働くことに対するイメージが具体的につかめた。
・工場ラインから機械の内作までしているので幅広く業種を見ることができた。ICチップを運ぶAndoがとても可愛かった。
・プロセス改善会議ではイメージをつかむことができた。自主研究活動で何か改善案を考え、それを解決していくことにとても似ている。
・同じ分野の大学を卒業し、長い間キャリアを積んできた人に話を伺うことができ、大学生活の今と昔の差や大学生と社会人の違い、自分たちに伝えたいことなどを直接聞くことができた。


◎職業選びや自分が働くことに向けて、感じたことは?
・仕事をするうえで目的を理解し、かつ目的を明確にして指導することが重要だと感じた。効率を重視する工場では、工程の目的を意識することが重要だとあらためて認識した。
・今までは大企業に入ることが良いと思っていたが、自分が活きる企業に入ることの方が良いと思えた
・県内には自分が知らないだけで、とても素晴らしい企業がたくさんあるということを学んだ。出身が一緒の人と働き、「秋田」という独自の慣れた環境で働くことができるのは魅力だと思った。


◎これからの学習や生活で身につけたいこと、活かしたいことは?
・未知の世界の五箇条のうち、「常に行動する」ことを意識したい。会議を行う場面や提案する場面が多くあるため、意見交換や改善策の考案に終わらず実行することまでできるよう努力したい。
・ポジティブ思考を今後より一層意識していこうと思った。

 

20180307_14.jpg 20180307_01.jpg 
20180307_02.jpg 20180307_03.jpg 
20180307_08.jpg 20180307_10.jpg 
 20180307_12.jpg20180307_13.jpg 
20180307_15.jpg 20180307_16.jpg