ジョブシャドウイング実施報告(インターフェイス株式会社)

 令和元年8月27日(火)、インターフェイス株式会社(秋田市中通二丁目8-1)において、生物資源科学部の学生を対象にジョブシャドウイングを実施しました。参加者は応用生物科学科の1年生4名、アグリビジネス学科の1年生1名の計5名です。同社には、平成28年度から継続して本学のジョブシャドウイングを受け入れていただいており、4度目の実施となりました。
 インターフェイス株式会社は、化粧品や肌に関する日用品、機能性食品などの安全性や有用性を研究・調査する臨床試験受託機関です。平成18年に設立されたベンチャー企業で、新製品の開発のため国内外の大手メーカーから依頼された化粧品などの臨床試験を行っています。
 平成28年、秋田駅前の「フォンテAKITA」7階に事業所を移転、登録モニターは1万人を超えています。
 従業員は25名で、本学の卒業生は3名在職しています。

【概要】
 今回は、会社概要の説明、臨床試験のデモンストレーション、ランチミーティング、業務の観察・体験、経営者講話のプログラムで実施しました。
 人事担当者からの会社概要や事業概要の説明後、翌日に予定されていた化粧品の臨床試験のデモンストレーションを行っていただきました。学生1名を被験者に見立て、受付から洗顔、機器を使った顔画像撮影や肌の測定、試験品授受における説明など、一連の業務を実演していただきました。
 ランチミーティングでは、2人のメンターと参加学生が昼食を取りながら懇談しました。
 職場見学では、事務室で、学生一人ひとりにメンターが付き、臨床試験の準備作業や事後の処理などオフィスでの仕事を観察し、体験もさせていただきました。
 経営者講話では、野澤一美代表取締役から、短大卒業後の日本での就職、米国での留学生活や臨床試験受託機関勤務など、ご自身の起業に至るまでの経験や経緯などについて話していただくとともに、学生からの質問に丁寧に答えていただきました。

【学生の声】
◎ジョブシャドウイングの感想は?
・職業選択の幅を広げるよい機会となった。1年生のうちから職について考えることができる機会としてとてもよいと思う。
・初めて企業を訪問させていただき「働く」ということを改めて実感した。今回の体験は今後の自分のためにもとてもよい機会になった。

◎職業選びや自分が働くことについて、感じたことは?
・自分のやりたいこと、興味がある職業や会社で働きたいと思った。
・責任がいつもついてくるものだと感じた。一つ一つ細かく丁寧に扱っているところに、依頼を受けて行っていることに対する責任を感じ取れた。

◎これからの学習や生活で身につけたいこと、活かしたいことは?
・大学の授業や実験で学んだことが、いろいろな企業で生かせる可能性があるので、勉強を疎かにしないようにしようと思った。
・経営者講話を聴き、私も声を出して、自らたくさんのことに挑戦していこうと思った。また、仕事をするようになったら、関わる人、お客様など、どんな人にも信頼されるコミュニケーション能力を高めたいと思った。
 

会社概要・事業概要の説明
会社概要・事業概要の説明

臨床試験のデモンストレーション①
臨床試験のデモンストレーション(受付)

 

臨床試験のデモンストレーション②
臨床試験のデモンストレーション(洗顔)

臨床試験のデモンストレーション③
臨床試験のデモンストレーション(肌の測定)①

臨床試験のデモンストレーション④
臨床試験のデモンストレーション(肌の測定)②

経営者講話
経営者講話