大学院修了生が東北畜産学会賞(奨励賞)を受賞しました
大学院修了生が東北畜産学会賞(奨励賞)を受賞しました
本学大学院生物資源科学研究科博士前期課程を修了した菊地貴裕さん(平成28年3月修了、動物分子工学研究室所属)が、8月18・19日に青森市で開催された第67回東北畜産学会青森大会の総会において、「東北畜産学会賞 (奨励賞第19号)」を受賞し、表彰されました。
東北畜産学会は、畜産に関する学術の進歩を図り、併せて東北地域における畜産業と畜産技術の発展に寄与することを目的としています。本賞は学生・社会人の区別無く、優れた研究業績を挙げた大学・国・県に所属するおおむね35才以下の若手研究者に授与されます。これまでに菊地さんは、平成26年度東北畜産学会第64回大会において優秀発表賞を受賞しました。また、東北畜産学会報(2016年)に筆頭著者として原著論文を発表しました。これらの研究業績が高く評価され、この度の学会賞 (奨励賞) の受賞につながりました。受賞研究課題は、「非ウイルスベクターによる動物iPS細胞の高効率な樹立技術に関する研究」です。
菊地さんが所属していた動物分子工学研究室では、iPS細胞の作出に関する基礎研究を行っています。菊地さんは数多くの実験を精力的、かつ緻密におこない、iPS細胞をより安全に作出する技術の開発に貢献しました。大学院修了後は、本学で修得した専門知識と技術・経験を活かし、製品開発も手がける化成品関連の企業で活躍されています。
現在、本学動物分子工学研究室では、菊地さんの研究成果を発展させ、家畜iPS細胞の作出に関連する研究や動物の妊娠率を高める研究にも着手するなど、医学領域や畜産領域への応用を見据えた研究を進めています。
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