平成29年度公開講演会を開催しました

平成29年度公開講演会を開催しました

 

 

 11月25日に秋田キャンパスの講堂において、平成29年度公開講演会を開催しました。

 

 今年は、HEROZ株式会社のリードエンジニアで、将棋プログラム「PONANZA(ポナンザ)」の開発者である山本一成氏を講師にお迎えしました。山本氏からは、「人工知能はどのようにして「名人」を超えたのか?」と題した講演の中で、開発当初は全く人間に勝てなかった「PONANZA」が、「ディープラーニング(深層学習)」の進化により、遂には現役の名人に勝利するまでに成長した軌跡について、ユーモアを交えながら解説していただきました。

 

 また、将来人工知能が人間を支配してしまうのではないかなど、その存在が脅威として語られることについては、19世紀の産業革命期に機械に仕事を奪われてしまうのではないかと人々が不安を抱いた構図を例に挙げながら、この先人間が人工知能に正しい倫理観を与えることができれば、今の不安は杞憂に終わるはずであるといった考えを述べられました。

 

 講演会に参加した方からは、「今話題の人工知能について最新の動向を知ることができた」「人工知能に対して漠然と不安を抱いていたが、捉え方が変わった」といった人工知能への関心の高まりを感じられる声が多く聞かれました。

 

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