ドローンを用いた秋田上空の温室効果ガス観測に成功

ドローンを用いた秋田上空の温室効果ガス観測に成功

 

 

 本学生物資源科学部の井上誠准教授、永吉武志准教授およびシステム科学技術学部の間所洋和准教授らの研究グループは、森林や水田が広がる秋田県の温室効果ガス分布の特徴を明らかにするために、ドローンを用いた温室効果ガスの観測に取り組んでいますが、このたび、本学大潟キャンパスの地上から最大500mまでの高度における二酸化炭素濃度を観測することに成功しました*。ドローンを用いた高層の二酸化炭素の観測は、世界初の試みであり、今回の観測成功は貴重な成果となります。

*150m以上の高度での飛行に関して、国土交通省許可済み


 この成果を、10月2日から4日にかけて香川県高松市で開催された第23回大気化学討論会において発表しました。

 「ドローン(UAV)を用いた秋田上空の温室効果ガス観測」

 井上誠・芳賀ゆうみ・永吉武志・間所洋和・高階史章・木口倫・森野勇


 今後は、この観測をさらに推進することで、秋田県内における温室効果ガスの実態把握と吸収・排出源の特定につながることが期待されます。

 

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 【飛行試験を実施している様子】

 【温室効果ガスを観測中のドローン】