令和4年度スマート農業指導士育成プログラム修了式を開催しました

 スマート農業技術の普及、指導に貢献できる人材の養成を目的に、今年度から開講した社会人を対象とした教育プログラム、「スマート農業指導士育成プログラム」の全課程が修了し、3月14日(火)、アグリイノベーション教育研究センター 研究・管理棟において、修了式を開催しました。

 34科目73時間の座学・演習を修了し、スマート農業において必要とされる新たな知識・技術・技能を習得した1期生22名に対し、小林淳一学長より、「スマート農業指導士認定証書」が授与されました。

 プログラムは、大学教員のほか試験研究機関や農機メーカー、システム会社等の実務家に加えて、スマート農業技術を導入している農業経営者やスマート農業技術の普及を図る農業普及関係者等の講師陣により、座学だけではなく実践的な演習など多様な教育スタイルでプログラムを実施。オンライン講義と対面講義、フィールド演習などを通し、ロボット農機の基本原理や農業データの活用方法などを学びました。

 小林学長は、「スマート農業の技術が導入されることで、農産物の品質や収量の向上に繋がることが期待される。スマート農業指導士として、新たな技術を生産現場に届ける橋渡し的な役割を果たしてほしい」と挨拶しました。

 修了生は、「農家からドローンや食味・収量コンバインなどスマート農業技術を導入できないかという問い合わせが増えている。習得した知識・技術をしっかり現場に還元したい。」、「栽培管理や経営管理などのデータ活用から少しずつ農業の現場にスマート農業を導入し、農家の経営改善に繋げていきたい。」と抱負を語りました。

 令和4年度(1期生)22名、「スマート農業指導士」によるスマート農業技術の地域への普及、生産現場での活躍を期待しております。
 

スマート農業指導士プログラム実習の様子

スマート農業指導士プログラム開講式の様子(令和4年5月26日)