本学学生が三種町下岩川地区『地元学調査』を実施しました

 生物資源科学部生物環境科学科の谷口吉光教授[専門:環境社会学・食と農の社会学]らは、島根県にある「持続可能な地域社会総合研究所」(藤山浩所長)と連携し、人口減少が進む中山間地域を対象に、持続可能な農村地域を作るための仕組みづくりと、その仕組みを動かす住民組織を立ちあげるための共同研究に取り組んでいます。

 10月20日(木)~21(金)、生物資源科学部及びシステム科学技術学部の学生13名が三種町下岩川地区を訪問し、同地区の資源を発掘し地域の魅力を再発見することを目的に『地元学調査』を実施しました。

 「食」「芸能」「人間力」「今と昔」をテーマとした4グループに分かれて住民から聞き取りを行いました。その内容を踏まえ、学生が感じた地域の魅力を3点、模造紙にまとめて発表するとともに、さらに魅力ある地域にするための方策について住民の方々とディスカッションをしました。

 学生たちは住民の方々から直接お話を聞くことにより、講義室では学ぶことのできない農村地域の実態を肌で感じることができました。また、学生たちが「よそ者」の立場で感じた地域の魅力を聞いた地域住民の方々からは、地域の魅力を改めて確認できたり、新たに発見できたりしたなどのコメントが寄せられました。このように、聞き取り調査と発表、意見交換をワンセットで行うことで、学生と地域住民の方々双方にとって発見のある機会になりました。
 

「人間力」グループ 

「芸能」グループ 

 


「食」グループ 

 


「今と昔」グループ