ロボット牛舎で奮闘する卒業生の紹介動画を公開しました‼

 本学の挑戦する卒業生 遠藤 優佳さん(R4.3生物資源科学部アグリビジネス学科卒/家畜資源利用推進プロジェクト)の紹介動画を公式Youtubeで公開しました。

 遠藤さんは在学時、ICTを活用した放牧牛管理システムの実証研究に取り組み、現在は、農事組合法人鳥海高原花立牧場に就職。本学で培った知識と経験を活かし、最先端技術が詰まった「搾乳ロボット牛舎」で活躍しています。ジャージー牛の食肉販売サイトの開設やジャージー牛乳を利用した商品開発など、新しいことにも挑戦してします!!

遠藤優佳さんからメッセージ

 大学で行っていたジャージー牛の研究はメインが放牧牛の発情発見でした。就職してから目標としていたのは、牛乳に頼りきらない酪農、生産現場から直接食卓へつなげることです。ジャージー牛は粗飼料の利用性が高いところ、牛に負担をかけない(高脂肪の餌での短期肥育などではなく)、牧草主体で、良質な赤身肉を生産できる点が魅力だと思っています。今回肥育した牛も、生体重で800kgほどあり、小柄で大きくならない、肉量取れないと言われているジャージーですが、充分すぎる結果でした。牛乳が高脂肪高タンパクで濃厚なのはもちろん、市場に出回らない(雑肉として加工肉となっている)けど美味しいんだよってことを知ってもらえたらと思っています。
 

農事組合法人鳥海高原花立牧場

農事組合法人鳥海高原花立牧場(佐藤俊弥代表理事)は、由利本荘市、鳥海山の北麓に広がる清涼で空気と水に恵まれた鳥海高原にあり、現在は、ジャージー牛とホルスタイン牛合わせて約280頭を飼育しています。搾乳ロボットや自動換気システムを備えた最先端ロボット牛舎を導入し、人間の労力を大幅に削減した酪農経営を展開しています。

在学時の遠藤さん(アグリイノベーション教育研究センター牛舎) 

スマート畜産女子(令和3年9月収録)