本学卒業生のインタビューが中⽇新聞や岐阜新聞等で紹介されました
令和4年6月4日(土)付けの中⽇新聞や岐阜新聞に、2020年度に生物資源科学部・生物環境科学科を卒業された伏見純哉さん(指導教員: 土壌環境学研究室 佐藤 孝 教授)のインタビュー記事が掲載されました。美濃市では、担い手の減少や後継者不足、耕作放棄地の増加などの課題を踏まえ、農業を次代に引き継ぐまちづくりの実現のため、新規就農者の支援や育成に注力しております。
美濃市の支援を受けた伏見さんは昨年1年間、JAめぐみの実証圃場での研修を経て、今春から岐阜県美濃市で新規就農し、この度、伏見さんが愛情込めて育てた茄子が初出荷されました。3月から土づくりや畝立てをし、5月上旬に苗約240本を定植。6月に入って収穫を迎えた立派な茄子を、丁寧にハサミで収穫しました。今季は10月まで3.5トンの収穫を見込んでおります。その他、エダマメ、オクラ、サツマイモ、イチゴなどの栽培も手掛けております。
伏見さんが農業を志したのは高校時代。農地が宅地造成され豊かな美しい田園風景が減少していくことに寂しさと疑問を感じました。農業や山間地を多角的に幅広く学ぶために秋田県立大学に入学。在学中は、佐藤孝教授[専門:土壌学・土壌微生物学・植物栄養学]の指導のもと、土壌の研究を中心に森林、河川環境の保全、限界集落の現状や農山村振興など幅広く学びました。
伏見さんは今後、日本の良き田園風景を次世代に残すことを目標に、中山間地域の課題である、農業者の減少と耕作放棄地の増加の負のスパイラルを食い止めるための活動を自ら実践することとしております。伏見さんは、「利益をしっかりあげて農業が価値あることを示していきたい。中山間地域を盛り立てます‼」と抱負をお話くださいました。伏見さんの今後の活躍を期待しております‼
伏見さんからのメッセージ
夏にナスを、冬にイチゴを作ります。農業を通じて中山間地域の魅力を発信しています。中山間地域の農地は太陽光発電へ用地転換が進んでいます。そこで、近い目標は私が農業でしっかり稼ぎ、農業が産業として価値があると認めてもらいたいです。それが一番、農地を守ることへの近道だと考えています。まずは美濃市上野地域の耕作放棄地をゼロにし、順番に手を広げ耕作放棄地がない地域を目指します。県立大で学んだことを応用しながら、地域の方の力をお借りして積極的に活動していきます。「美濃市が新規就農支援をしている伏見純哉さんの茄子が初出荷されました」(6月3日付け 美濃市役所ウェブサイトにリンク)
じゅん農産 伏見純哉さん
伏見さんが収穫した茄子
在学中、生物環境科学科の先生や仲間たちと
県大硬式野球部でも活躍!!
じゅん農産
伏見さんは現在、「じゅん農産」という屋号でSNS等を活用した情報発信にも注力しております。ホームページを立ち上げたほか、Instagramも活用、さらにはYouTubeで野菜の調理方法も紹介しております。是非、ご覧ください!!〒501-3787 岐阜県美濃市上野木戸口798番地 代表:伏見 純哉さん
じゅん農産HP:https://junnousan.work/
YouTube:じゅにお(じゅん農産)
Instagram:https://www.instagram.com/jun.nousan/
Twitter:https://mobile.twitter.com/junnousan